ハリウッドセレブの美容法として注目されて以来、数年前からよく聞くようになった“スーパーフード”。雑誌の特集でもよく見かけますし、コンビニやスーパーでも、アサイーやチアシード入りの商品が並んでいます。健康や美容にいいというのは聞いたことがあるかもしれませんが、スーパーフードの何が良いのか？そもそもスーパーフードとはどんなものなのか？今さら聞けないスーパーフードの基本を、ジュニア・スーパーフード・マイスターの筆者がわかりやすくお伝え致します。

◆スーパーフードが健康や美容にいい理由

筆者がジュニア・スーパーフード・マイスターを取得する前のスーパーフードに対するイメージは、アサイーやカムカムなど南米原産のものが多いな、程度でした。実際、この二つの他にはマカやカカオなどもあり、どちらも南米が産地のものです。南米というと、どんな印象があるでしょうか。アンデスの険しい山々やアマゾンの雄大であり厳しくもある大自然が思い浮かびませんか？スーパーフードのほとんどは、アンデス山脈の高地など、過酷な環境に生息しています。そのため、強い紫外線などから自信を守るために、とても抗酸化力の高い成分を持ちあわせています。この抗酸化効果の高い成分が、私たちの健康や美容にとてもいいと、注目されている理由の1つです。

◆スーパーフードの種類

スーパーフードと一言で言い表していますが、スーパーフードには大きく分けて3種類あります。

まず1つめは、スーパーフードの王様と言われるスピルリナのように、様々な栄養素をバランスよく持ち合わせているタイプです。実際、スピルリナにはたんぱく質やビタミン、ミネラルなど50種類もの栄養素が含まれています。

2つ目は、ビタミンC含有量が世界一と言われるカムカムやビタミンAが豊富なゴジベリーのように、ある特定の栄養素を突出して多く含むタイプです。

3つ目は、その食品にしか含まれていないその食品独自の成分を持つタイプです。こちらの例としては、ヤラピンを含むさつまいもや、ナットウキナーゼを含む納豆などがあります。

他にも、カムカムやカカオなどの果実類、スピルリナなどの藻類、マカなどの野菜類、チアシードなどの種実類、などスーパーフードの形状で分類することも可能です。

◆スーパーフードを食べる時の注意

健康や美容に良いからと言って、ただ食べればいいというわけではありません。食べ方次第では、栄養素のバランスが悪くなってしまったり、せっかくの栄養素を破壊してしまったりする恐れがあります。同じ栄養素が突出しているもの同士を食べれば、栄養が偏ってしまいますし、バランスがいいものでも適量を守らなければ栄養過多になってしまいます。食べ合わせや、食べる量を意識しなければいけません。また、アサイーやチアシードに代表されますが、人間が自分で作ることのできない不飽和脂肪酸のオメガ3などの良質な油分を含んだものがあります。オメガ3は熱に弱く、加熱すると栄養素が壊れてしまいます。だから、調理方法にも注意が必要です。

◆最後に

スーパーフードは食品ですし、ほとんどはパウダータイプがありますから、普段の食事や飲み物にちょっとプラスして手軽に取り入れられる点も嬉しいポイントです。サプリメントも3ヶ月飲み続けてようやく効果が表れると言われているように、スーパーフードも食べて即効果を実感できるものではありません。少しでいいから毎日続けることがとても大切です。それぞれの特性や適量、食べ合わせ、調理法に注意しながら、スーパーフードでアクティブライフをはじめましょう。

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