毎日自然にしている呼吸。呼吸は、エネルギーを作ったり、生きるために必要な行為です。それだけではなく、基礎代謝を上げることにも繋がります。その呼吸法をご紹介致します。
◆基礎代謝アップのカギは内臓
基礎代謝とは、何もせずじっとしていても発生するエネルギーのことです。基礎代謝には、筋肉や骨が主に関わっているように思われがちです。しかし、実は
基礎代謝には内臓が1番大きな割合を占めています。内臓が疲れていると、基礎代謝にも悪い影響を及ぼし、太りやすい体内環境が作られてしまいます。
◆どこでもできる横隔膜呼吸法
呼吸には、たくさんの筋肉が連動していて、それらを
呼吸筋と言います。今回とくに意識してほしいのは、
横隔膜と肋骨です。横隔膜とは、肺の下にある膜のことです。また肋骨は肺を覆っている骨のことです。
横隔膜呼吸法
1.下腹に手をあてます。
2.ゆっくり鼻から息を5秒ほど吸います。このとき、下腹で手を押しだしてください。
3.同じく5秒かけて、吸った息を口から吐きます。このとき、押し出した下腹を1の状態に戻します。
1~3を1セットとして、3セットしてみてください。
横隔膜を意識した呼吸は、横隔膜の上げ下げ運動です。これが
腸の血流アップに繋がります。
便秘で悩む方は、横隔膜呼吸法で腸の活動をあげましょう
肋骨呼吸法
1.肋骨に手をあてます。
2.鼻から息を吸います。そして、肋骨を膨らませます。このとき、膨らませる最大限まで広げてください。
3.吸った息を口から吐きます。膨らませた肋骨を元に戻します。
※肋骨の広がり、収縮を手でしっかり感じることがポイントです。
肋骨は内臓を支える筋肉運動になるため、
内臓の下垂防止になります。内臓の下垂は、内臓の正常な活動を妨げるきっかけにもなります。そうならないためにも、しっかり筋肉運動を行いましょう。
これから暑い夏は、冷たいものをとりたくなる季節です。冷たいものは、内臓を冷やします。それが内臓の正常な働きを失わせ、代謝の上がりにくい体となってしまいます。この夏は、横隔膜・肋骨呼吸法で内臓を健やかに!基礎代謝の増加を目指しましょう!