どんなにファッションやスタイル、メイクなどが素敵でも、「食べ方」が美しくないとそれだけ周りからのイメージはダウンしてしまいます。これってとてももったいないことだと思いませんか。そこでこちらでは、NGな食べ方と美しく食べるコツについてお話していきます。
注意！知らず知らずのうちに「NGな食べ方」をしているかも
食べ方は、常に意識していないとつい普段の癖が出てしまうものですよね。どんなに素敵なファッションやメイクをしていても、食べ方が美しくないとそれだけで台無しになってしまいます。日ごろから美しい食べ方ができるように意識しておきましょう。
美しい食べ方を意識する前に、まずは自分が普段「NGな食べ方」をしていないかどうかを知っておく必要があります。
周りの人が不快になるNGな食べ方は
・食べる時に音を立てる
・食べ物が口に入っている状態でしゃべる
・箸の持ち方がおかしい
・食べている時の姿勢が悪い（犬食い）
・食べながらスマホをいじっている
・ひじをついて食べる
・食べ物をぽろぽろとこぼす
などだと言われています。
思い当たる項目がある方は、意識して改めるようにしましょう。
ついやっていない？「嫌い箸」について知っておこう
日本では箸を使って食事をするシーンが多いですよね。箸の使い方にはさまざまなマナーがあり、マナー違反の使い方は「嫌い箸」と呼ばれています。
一緒に食事をしている人は他人の箸の使い方を意外と見ているものですから、NGな箸の使い方をしないように注意したいですよね。
代表的な嫌い箸を知っておきましょう。
・涙箸
箸の先から汁物などをたらす
・渡し箸
器の端から端に箸を渡して置く
・ちぎり箸
箸を1本ずつ持って食べ物をちぎる
・刺し箸
食べ物を箸で刺して食べる
・移り箸
食べ物を一度取ろうとして、別の皿の食べ物を取る
・迷い箸
どの料理を取るか迷って箸を宙で泳がせる
・持ち箸
箸を持ったまま、同じ方の手に汁椀などを持って食べる
嫌い箸の中でも、ついうっかりやってしまいがちなものを集めてみました。
なかには「えっ、これってNGだったんだ」というものもあったのではないでしょうか。
大人でも食べ物をこぼしてしまう人は意外に多い！こぼさないコツは？
子供の場合、ある程度食べ物をこぼしてしまうのは仕方がないことですが、大人になっても食べ物をこぼしてしまったり、よく服にシミをつけてしまったりするという人は意外に多いようです。
食べ物をこぼさないようにするためには
・食べ物を少しずつ口に運ぶようにする
・スープなどをスプーンですくうときにはスプーンの3分の2程度までにとどめる
・テレビやスマホなどに気を取られたり、よそ見をしたりしない
・正しい箸の持ち方で食べる
などを意識しましょう。
ただし、こぼさないことを意識しすぎて「迎え舌」（舌を出して食べ物を迎え入れるようにすること）になってしまうと周りの人に良くない印象を与えてしまう可能性がありますから注意してくださいね。
ちょっとしたポイントを押さえよう！美しい食べ方に見えるためのコツは？
食べ方にはこれまでの習慣や育ちなどが出やすいものですが、毎日意識していけばだんだんと改善していくことも可能です。
ちょっとした点を変えるだけで食べ方を美しく見せるためのコツをいくつか集めてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
・姿勢を正して皿に顔を近づけすぎない
姿勢が悪いと、いわゆる「犬食い」のように見えてしまいます。誰かと外で食事をする時だけきちんとしようとしても難しいですから、普段から食事中は姿勢を正すように意識しましょう。
・ゆっくりていねいに食べる
急いで食べるとがさつな印象を与えてしまいますし、どうしても口の周りに食べ物がついてしまったりこぼしてしまったりということが起こりがちです。
エレガントに見えるように、ゆっくり丁寧に食べるようにしましょう。
・麺類は一口で食べきれる量を取る
麺類を食べるとき、一口で食べきれなかった分を前歯で切るのはあまりいい印象を与えません。
一口で食べきれる量だけ取るようにしましょう。
・残ったものは皿の端に置く
食べ終わった皿が汚いと、周りから見た印象が良くありませんよね。
魚の骨など、皿の上に残ったものは端に寄せてひとまとめにしましょう。懐紙を持っている場合は、残った魚の骨などを懐紙で覆うとなお良いでしょう。
・グラスに口紅が付かないように注意する
グラスに口紅がべったりついてしまうのは、あまり気持ちのいいものではありませんよね。
食事の前にある程度口紅をティッシュオフするなどして、グラスに口紅が付かないようにしましょう。
・食べている時は口を閉じておく
食べている時に音を立てるというのは、一番嫌われるマナー違反だと言っても過言ではありません。
音を立てるのを防ぐために、噛んでいる時には口を閉じておくようにします。食事中に誰かに話しかけられたら口に食べ物が入っていてもしゃべりたくなってしまいますが、口に食べ物が入ったまましゃべるのはもちろんNGですよ。
最後に
食べ方が美しくないと、それだけで印象が悪くなってしまいます。食べ方のマナーに関しては周りの人もなかなか注意しづらいものですから、自分自身で食べ方をチェックし、気になる点があったら意識して直していくようにしたいですね。
