冬のファッションの定番といえば、ふんわり暖かな厚手ニット。けれど「なんだか着ると着ぶくれして見える…」と感じたことはありませんか?
実は、同じ厚手ニットでも“太って見える人”と“スッキリ見える人”には明確な違いがあります。今回はそのポイントを解説。着るだけで“華奢見え”するニットコーデのコツをお伝えします。

太って見える人の共通点は「ゆるすぎ」「詰まりすぎ」「長すぎ」

厚手ニットを着ると「なんだか着ぶくれして見える…」という人は少なくありません。でもその原因は、体型ではなく“選び方とバランス”にあるんです。実は太って見える人には、共通する3つのポイントがあります。
全体が“ゆるゆる”だと膨張して見える

トレンドのオーバーサイズも、バランスを間違えると体のラインがぼやけてしまいます。特に肩の位置が落ちすぎるドロップショルダーや、袖口が大きく開いたニットは要注意。
→ ポイント: 体の一部(手首・首・足首など)を見せて「抜け感」を作るのが鉄則!
首元が詰まりすぎると“顔まわりが丸く”見える

タートルネックを選ぶなら、やわらかい素材で「ゆるく首に沿うタイプ」を。ボリュームのあるハイネックは、髪をまとめて首を見せるだけでぐっと軽やかに。
長すぎる丈で“重心が下がる”

お尻がすっぽり隠れるチュニック丈ニットは、一歩間違えると寸胴印象に。
→ ポイント: 前だけインする“ハーフタック”で、自然なくびれを演出。
スッキリ見える人は「立体×抜け感×重心」で差をつける

同じ厚手ニットでも、スッキリ見える人はちょっとした“テクニック”を知っています。それは、ニットそのものの形やサイズではなく、「立体感」「抜け感」「重心」の3つをどう作るか。
この3つを意識するだけで、ふんわり暖かいニットも“ほっそり見えニット”に早変わりします。
立体感のある編み目を選ぶ

ローゲージよりも“ミドルゲージ”がおすすめ。編み目に表情がある方が、着やせして見えます。
リブ編みやケーブル編みも、細めの柄を選ぶとほっそり見える効果大!
素材は「ふわふわ」より「とろみ」が正解

モヘアやシャギー素材は可愛い反面、膨張して見えがち。スッキリ見せたいなら、落ち感のあるウール混やカシミヤタッチ素材を選びましょう。
重心を“上に”作る

ショート丈のニットや、首まわり・デコルテが少し開いたデザインで視線を上に。ボトムはワイドよりもストレートやフレアを合わせて、縦ラインを強調すると◎。
まとめ:厚手ニットは「隠す」ではなく「見せて整える」

厚手ニットを着てもスッキリ見える人は、体を隠しているのではなく、見せるバランスを知っています。どんな体型でも、「首・手首・足首」を見せることで軽さが生まれ、印象が変わります。
寒い冬こそ、ふんわり暖かく、でも軽やかに。“厚手ニット”を味方につけて、冬のおしゃれをもっと楽しみましょう。