今年は特に毎日暑い日が続いてますが、この時期気になることの一つが汗の臭い。事前にシャワーを浴びたとしても、デオドラント製品を使ったり所持していないと外出は不安だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。まだすぐには収束しそうにない暑さの中、これからの対策とは?汗が匂う原因とその対策についてご紹介します。

アレばかり食べると汗が臭う?

汗が匂う一番の原因は、「お肉」ばかりを食べることといわれています!
お肉類に含まれている動物性タンパク質は、腸内で分解される際、アンモニアなどの刺激臭を出すためです。また動物性の脂質が分解されると、皮脂腺から酸性臭が発生しやすくなるためともいわれています。
しかしお肉はタンパク質です。タンパク質は積極的にとりたい成分ですが、タンパク質はお肉だけではありません。植物性タンパク質の豆、納豆を積極的に食べるようにしましょう。
大豆に含まれる「イソフラボン」は発汗を調節する働きがあるので、汗っかきであるなど、汗が気になる方にもおすすめできる食材です。
また野菜に多く含まれるビタミンA、ビタミンEは臭いをセーブしてくれる効果が期待できるので、お肉料理を食べる際は、その前に野菜をたっぷり摂れると臭いの面でも安心なのではないでしょうか。
運動不足も汗の臭いの原因に!

普段から運動を行っていますか?あまり運動をするという習慣がない方は、汗をかく機会がな少ないかもしれません。普段汗をかきなれておらず、久々に出る汗は、アルカリ性が強く、細菌が繁殖しやすい状態です。
また筋肉を使わないのも、汗が匂う原因の一つに。普段使わない筋肉を急に使った場合、筋肉中に「乳酸」が多量につくられます。乳酸はアンモニアと相性がよいために、汗となってともに体外に排出されてしまうのです。
運動不足による汗の臭いを解消するためには、有酸素運動が有効です。ジョギングや水泳、ウォーキングなどを日常生活に取り入れるようにし、代謝をアップしてからだの中から老廃物を排出、サラサラの汗をかいて汗の臭いを撃退しましょう!
ワキ汗の臭いの原因は雑菌だった!

汗の臭いで気になるのがワキの汗の臭いです。
私たちのからだには「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」という2種類の汗腺が存在します。エクリン汗腺は体の至る所にあるものですが、アポクリン汗腺はワキの下やおへそ周り、デリケートゾーンなど、体毛が濃い箇所にのみ存在しています。
ワキの下にはこの両方の汗腺があるので、汗もかきやすくなっているのです。ワキ汗が臭うのは、この二つの汗腺から出た汗が皮脂と混じりあい、皮膚に残ることでそこに細菌が繁殖、それが分解されることが原因です。
普段両腕は下げていることが多いため、ワキの下は肌で密着している状態となり、皮膚同志が重なって、蒸れやすく、細菌が繁殖しやすい状態です。ワキに汗をかいたらこまめに拭き取ったり、雑菌の温床になってしまう脇毛の剃り残しがないよう、普段からマメにお手入れをしましょう。
またワキも顔やからだと同様、洗い過ぎて皮脂を取り過ぎてしまうと、余計に皮脂が分泌され、いやな臭いの原因になってしまうことも。ワキを洗う際も、ゴシゴシとこすらないようにし、優しく洗いあげるように気を付けましょう。
ストレスも汗の臭いの原因に!

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ストレスも汗の臭いの原因になっています。ストレスがかかっているために神経が緊張状態にあると、エクリン汗腺が刺激され、汗から臭い物質が発生されるためです。
さらに異常なストレスがかかったり、たまったりすると、活性酸素が発生しやすくなるため、過酸化脂質がつくられ、汗が臭くなってしまうのです。
ストレスは、お肌にもダイエットにも悪影響を及ぼすだけでなく、汗が臭う原因にもなり、良いことが全くありません!とにかく上手にストレスを減らして、スッキリと臭わない汗をかきましょう!
終わりに
汗の臭いを気にして汗を抑える制汗剤類に頼り過ぎてしまうと、お肌が荒れたり、衣類に汗ジミをつくってしまう原因になります。日々の生活の中で、食生活や運動、ストレス軽減などで上手に対策をし、生活改善とともに汗の臭いにもサヨナラしたいものですね。