最近は1年を通じて天候や気温、湿度が安定しない日が増えてきたと感じます。また1日のうちに気温が乱高下する季節の変わり目、睡眠不足や生理周期により、肌が敏感になることも多くありますよね。そんな時はいつも以上にソフトなスキンケアをする必要があります。お肌を傷つけない優しいスキンケア方法とは?4つのポイントをご紹介します。
洗顔後はタオルを使わずソフトティッシュを
顔を洗った後、タオルで水分をふき取っている方が多いと思いますが、タオルを使用せず、水分保有率が高い柔らかいソフトタイプのティッシュペーパーを使ってみてください。
実はタオルは雑菌が繁殖しやすく、洗って乾かした直後のタオルであっても、洗剤や柔軟剤に含まれる合成界面活性剤などの科学成分がお肌を傷める原因になることもあるからです。
ティッシュペーパーで顔を拭くというより、ティッシュペーパーを顔に乗せ、やさしく抑えながら軽く水分をオフする感覚で使います。
ティッシュペーパーが自然に水分を吸収してくれるため、タオルのようにお肌をこすっていくような必要もなく、お肌にダメージを与えません。ニキビや吹き出物ができやすいという方にもおすすめします。
ローションはコットンを使わず手のひらで
意外な方もいらっしゃると思いますが、お肌を傷めてしまう原因としてコットンパッティングが挙げられます。
洗顔後、ローションをコットンに含ませてから、お顔を叩くように使ってはいませんか?コットンの繊維の摩擦でお肌が傷つき、これを何度も実施することで、お肌の水分が逆にコットンに戻ってしまう場合もあるのです。
ローションをお肌に塗布する際は、できるだけコットンのパッティングを控え、手のひらで優しくなじませましょう。よりしっかりした保湿をするために10代の方は1回、20代の方は2回、30代以上の方は3回、ローションを重ねづけする事をおすすめします。
スキンケアでコットンを使う場合は、ローションをコットンにたっぷり浸透させ、3分ほど肌にのせるだけのコットンパックでしたらお肌を痛めません。
スキンケアは利き手は使わず鏡を見る
夜スキンケアで美容液やクリームを最終的にお肌になじませる際、利き手を使うとつい力が入ってしまいがちになります。
すべての指の中で最も力の入りにくい薬指を使うのもよいのですが、よりお肌に優しいのは利き手と逆の手を使うこと。
右利きの方であれば左手の指を使って、お顔全体に優しく美容液やクリームをなじませましょう。この時、力が入っていないかをチェックするためにも、必ず鏡を見ながらなじませるのがポイントです。
忙しい朝や外出まで時間がない時などは、鏡を見ずパっと両手で力を入れてスキンケアを行ってしまいがちです。お肌を痛めないためにも鏡でご自身のお肌の状態を確認しながら、丁寧に優しくスキンケアを行ってみて下さいね。
アイメイクは専用クレンジングを
クレンジングで最も注意なのがアイメイクの落とし方です。目の周囲のお肌の皮膚は大変薄いため、必ず目元専用のクレンジングを使用するようにしましょう。
目元用ではなく、通常のクレンジング剤でお顔全体のメイクをすべて一気に落としてしまうと、意識しなくても目の周囲のメイクが落ちにくいため、ゴシゴシと擦ってしまっています。
アイメイクも落とせると注意書きに記載されているタイプのクレンジング剤の場合でも、アイライナーやマスカラ、アイシャドウといった落ちにくいメイクは目元専用クレンジングで事前に落としておくのがお肌により負担をかけません。
アイメイク専用のクレンジング剤をコットンに含ませたら、こすらないようにメイクの上に置く形でなじませて落とします。
リキッドアイライナーやウォータープルーフマスカラなど、落ちにくいメイクはコットンと合わせて綿棒を使ってみて下さい。
アイメイク専用クレンジング剤でも、目にしみるような刺激の強いものは使用を避け、オーガニック成分や敏感肌用タイプなど、お肌に優しく刺激の少ないクレンジング剤を選びたいですね。
終わりに
お肌は私たちの予想以上にデリケートで、少しの刺激で傷ついてしまいます。スキンケアは毎日のことなので、つい時間に追われたり、惰性で手を抜いて荒っぽくしてしまうこともあると思います。
スキンケアは『お肌に優しく丁寧に』を常に意識して、よりダメージの少ない健康的な素肌を育てていきましょう。