今は100円ショップでもクオリティの高いコスメが揃っていますよね。

メイクアップアイテムだけでなく基礎化粧品もたくさんあるので、どれを買っていいのか、品質はどうなのかなどいろいろと迷ってしまう方も多いと思います。

今回は、ダイソーで1アイテム110円で買えるオーガニック基礎化粧品を詳しく見ていきましょう。

ダイソーのオーガニック基礎化粧品のラインナップは？

100円ショップのダイソーには、1アイテム税込110円の基礎化粧品がたくさん揃っていますよね。そのなかでも気になる存在なのが、オーガニック成分が使用されたこちらの基礎化粧品ではないでしょうか。

アイテムは
・ORGANIC保湿化粧水（120ml）
・ORGANIC保湿乳液（120ml）
・ORGANIC保湿美容液（30ml）
・ORGANIC保湿クリーム（50g）
・ORGANICクレンジングジェル（80g）
の5つです。

200円商品などはなく、全て税込110円となっています。つまり、全部のアイテムを買っても550円なんですよ。お財布に優しいですよね。

ダイソーのオーガニック基礎化粧品の成分はどんな感じ？

税込110円の基礎化粧品なんて本当に大丈夫？と不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
成分を見てみましょう。

ダイソーのオーガニック基礎化粧品は無添加処方で、合成香料フリー、合成着色料フリー、アルコールフリーになっています。

＜化粧水・乳液＞
BGやグリセリンなどの保湿剤のほか、化粧水にはヒアルロン酸Naも入っています。さらに見ていくと、アロエベラ液汁、カミツレ花エキス、セージ葉エキス、ラベンダー花エキス、ローズマリー葉エキスなど、植物由来成分が並んでいます。

フェノキシエタノールとありますが、これはエタノール（アルコール）とは違うもので、防腐の役割を果たす成分です。

＜クリーム・美容液＞
クリームにはミネラルオイルやセタノールなどの油性成分、DPGなどの保湿剤のほか、アロエベラ液汁、カミツレ花エキスなどの植物由来成分が並びます。植物由来成分に関しては、全てのアイテムで共通のようですね。

美容液はBG、グリセリンなどの保湿剤のほか、植物由来成分が並びます。特に美白成分やエイジングケア成分などは見られず、化粧水と似た成分のようです。

＜クレンジングジェル＞
非イオン界面活性剤が成分の上位に入っているので、界面活性剤が油汚れを包み込んで落とすタイプのクレンジング剤のようです。植物由来成分は、他のアイテムと同じものが入っていました。

見てみると、本当に合成色素や合成香料、アルコールなどの成分は入っていませんでした。税込110円なのでやはり高級な美容成分は入っていませんが、防腐剤（フェノキシエタノール、メチルパラベン）などが入っているほかは比較的余計なものが入っておらず安心して使えそうです。

ただし、肌が特に敏感だという方は、やはり敏感肌専用のものを使った方が良いかもしれませんね。

実際にダイソーのオーガニック基礎化粧品を使ってみた！

実際に、ダイソーのオーガニック基礎化粧品5アイテムを、全部使ってみました。

・ORGANICクレンジングジェル
しっかりとしたテクスチャーの半透明のジェルです。
ゆるすぎて垂れてきたり、固すぎて摩擦が気になったりということもなく、伸ばしやすくメイクとなじませやすかったです。

しっかりしたテクスチャーなので少しすすぎには時間がかかりましたが、洗い上がりはすっきりさっぱり。においもそこまで気になりませんでした。

・ORGANIC保湿化粧水
とろみのないさっぱりとした化粧水です。
すーっとなじむという感じではありませんが、個人的には、そこまでなじみにくいということもありませんでした。

しっかりハンドプレスでなじませると良いと思います。さっぱりとした化粧水が好きな方におすすめ。
気になるにおいも特になく使いやすいと感じました。

・ORGANIC保湿美容液
少しとろみのあるテクスチャーです。容器が固く少し出しづらいので、手のひらにとんとんと容器を当てるようにして出しました。

化粧水と似た成分なためか、少しとろみがあるほかはそこまで化粧水と変わらない気がしました。もう少し潤ってくれると嬉しいと感じます。

・ORGANIC保湿乳液
ゆるめのテクスチャーの乳液です。
容器が固いので軽く押して出すということができず、少し出すのにコツがいります。てのひらにとんとんと出すか、容器を振って出すのが良いでしょう。

さっぱりしていてべたつかず、気になるにおいもありませんでした。

・ORGANIC保湿クリーム
チューブ式なので使いやすいです。テクスチャーはわりと固めですが、そこまでこってりとはしていないクリームでした。

顔全体に使ってもそこまでべたつかないので、若い方やべたべたするのが苦手な方には良いかもしれませんね。クリーム特有のにおいがありましたが、気になるほどではないと言えそうです。

ただ、アラフォー以上の年代の方や乾燥肌の方にはちょっと物足りないかもしれません。

すべて使ってみた感じ、特にしみるようなこともありませんでしたし（筆者は特に肌が敏感というわけではありません）、においが気になって使えないということもなく使いやすかったです。

物足りないと感じるアイテムもあったものの、どれも税込110円ですからやはり値段の割にクオリティは高いと言っていいのではないでしょうか。スペシャルケアアイテムを別にプラスしたり、朝だけの使用にしたりと使い方に工夫をすれば、十分に使えると思います。

小さめサイズなので、持ち運び用にするのも良いかもしれませんね。

オーガニック化粧品の基準は認証団体によってさまざま！日本は？

「オーガニック化粧品」と聞くと、すごくいいもののように感じますよね。

オーガニックだから安心、肌に優しい成分しか使われていないだろうというイメージを持つ方が多いと思います。

オーガニックとは「有機の」という意味。オーガニック化粧品は、化学肥料を使用しない、遺伝子操作をしないなどの農法で作られた原料を使った化粧品ということになります。

海外においては、エコサート、コスメビオなどさまざまなオーガニック認証団体があり、それぞれにオーガニック化粧品の基準が設けられています。

しかし日本の場合、日本化粧品工業連合会が作成したオーガニックの表示のガイドライン（オーガニックの指数を計算するための基準）があるものの、表示は任意であり義務ではないというのが現状。

今のところ、少しでもオーガニック原料が配合されていれば、オーガニック化粧品として販売することができてしまいます。

オーガニック化粧品と書かれていても、オーガニック原料や自然由来の原料しか使われていないとは限らないということを認識しておきしましょう。

最後に

ダイソーのオーガニック基礎化粧品は、5アイテムすべて買っても税込550円というお財布に優しいのが嬉しいですよね。全体的にさっぱりめの使用感ですが、他のアイテムと併用するなど工夫次第で活躍してくれそうです。持ち歩き用として活用するのもおすすめですよ。

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