女性のお悩み第1位と言っても過言ではないシミ。年々濃くなるシミやそばかすに戦々恐々としている人も多いのではないでしょうか。  

シミを 自分史の年輪だと受け入れる考えも間違いではありませんが、できるなら減らしたい！と思うのが女心。シミ・そばかすのケアについて考えてみませんか。

シミやそばかすが気になったら専門家に相談を

シミやそばかすができる原因は加齢・紫外線・ホルモンバランスや生活習慣の乱れなど多種多様。顔にあるくすみや斑点などを「シミ・そばかす」と呼んでいますが、原因や症状によって種類は細かく分かれています。

◎老人性色素班　◎炎症性色素沈着　◎肝斑(かんぱん)　⇒美白化粧品・薬・サプリメント

●脂漏性角化症　●花弁症色素班　●そばかす　⇒美容医療

「老人性色素班・炎症性色素沈着・肝斑(かんぱん)」については美白化粧品や薬・サプリメントの飲用で症状が軽くなる場合があります。「脂漏性角化症・花弁症色素班・そばかす」については美容医療の治療が必要だと言われています。

自分のシミがどの種類に当たるのかわからない人は、実際に医療機関を受診するのが確かな方法です。　自分自身の思い込みで間違った治療をしないように注意しましょう。

シミ・そばかすの治療方法

シミやそばかすの症状は人によって違います。ホクロなのかシミなのかわからない、という場合は悪性のシミ(皮膚がん)の可能性もあるので必ず医療機関へ。

①レーザー治療

主に美容医療機関にて行う治療方法。レーザー照射することで肌の内部のメラニン細胞を細かく粉砕、身体の代謝機能によって排出されることでシミが薄くなります。

最近はピコレーザーと呼ばれる機器を使った治療が人気です。従来の「ナノ秒」よりも「ピコ秒」の方がより肌の深部までレーザー照射できるため治療効果もより期待できるようになりました。個人差はありますが少し刺激を感じる人もいます。

②光治療 IPL(フォトフェイシャル)

フォトフェイシャルと呼ばれています。IPL（インテルス・パルス・ライト）という肌にやさしい光を肌の深部に照射、肌のターンオーバーを促進するためシミだけではなく複数の症状が改善する可能性があります。

③内服薬・サプリメント

レーザーやフォトフェイシャルには抵抗があるけれど、シミの治療を始めたい人にはおすすめです。シミが肝斑(かんぱん)と認められた場合は医療機関で健康保険適応に。「トランサミン(トラネキサム酸)」「シナール(ビタミンC)」「ハイチノール」などが処方されます。

ドラッグストアにもシミの症状をケアするサプリメントが販売されています。お薬ではありませんが全く副作用がないとも限りません。薬剤師さんに相談するようにしましょう。

④美白化粧品・外用薬

通販やドラッグストアなどで美白化粧品を購入して直接肌に塗る方法も手軽に始めやすいシミ治療法。

シミ治療に期待される「ハイドロキノン」や「トレチノイン」を配合した美白化粧品も多く販売されていますが、長期使用については推奨していないことが多いため自己判断での使用には注意が必要です。

最後に

シミ・そばかすの治療を始めたからもう安心！というわけではありません。シミ・そばかすの原因となる紫外線量は、冬でも多いため1年中紫外線対策が必要です。保湿も同時に行うことで新陳代謝を促し、メラニンの過剰な生成を防ぐことができます。

シミ・そばかすの治療には時間がかかります。睡眠時間を多くとる、ポリフェノールやビタミンを摂取するなど生活環境を見直すことも大事です。無理をせず 少しずつシミ・そばかすの改善につなげていきましょう。

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