流行でもあるメイクで作るつやつやお肌は美しく感じますが、汗や脂によりテカってしまっているお肌はあまり美しくはありません。汗や脂でテカついている肌は、見た目だけの問題ではなく、毛穴詰まりなど肌トラブルの原因も引き起こす可能性があります。汗ばむ季節のテカリ肌を解消し、サラサラのお肌を保つケア方法をご紹介します!

暑い季節の皮脂分泌は寒い季節の2.5倍!

皮脂の分泌は、適度であればお肌を守る重要な役割を持ちますが、分泌過多になってしまうと、テカりや肌トラブルを引き起こします。暑い季節は、寒い季節に比べ約2.5倍もの皮脂が分泌されると言われています!
皮脂は時間が経つにつれ酸化し、変性していきます。変性した皮脂が肌にとどまってしまうと、お肌の持つバリア機能が低下するため、肌のキメが荒くなったり、くすみやザラつきなど、お肌に悪影響を及ぼしてしまうのです。
皮脂の分泌が多いのは10代というイメージがあると思いますが、実は個人差はあるものの、20代や30代でも皮脂の分泌量は10代の時とそれほど変わりません。
はっきりと皮脂分泌が減ってくるのは40代以降からですが、個人差もあるため、基本的にはスキンケアやメイクで過剰な皮脂分泌を抑える必要があるのです。
皮脂分泌が多い場所だけを重点的にケア

皮脂の分泌には、人によってタイプが存在します。「お顔全体から皮脂が多く分泌」「Tゾーンだけ皮脂が多く分泌」「小鼻周りだけ皮脂が多く分泌」など、さまざまです。
部分的に皮脂が多く分泌する場合、普段から皮脂を取り除く効果のあるタイプのフェイスウォッシュを使ってしまうと、お顔の他の部分が乾燥してしまうことに!おすすめなのは、皮脂分泌の多い部分にだけスペシャルケアをすることです。
皮脂分泌が気になる箇所は、その部分を酵素洗顔料で洗い、週に一度程度クレイパックで皮脂を吸着したり、スクラブで毛穴の詰まりをかき出すお手入れを取り入れてみましょう。デイリー洗顔時は、ぬるま湯で洗い流した後、冷水で引き締めるとより効果的です。
水分補給で皮脂の過剰分泌を抑える

皮脂の過剰分泌は、肌に水分が不足することも原因のひとつです。暑い季節、お肌は紫外線やエアコンによる影響で乾燥しがちな状態になります。お肌の水分と油分のバランスが崩れると、皮脂が必要以上に多くなっていってしまうのです。
毎日のスキンケアではローションをたっぷり肌に補給し、保湿に力を入れましょう。朝のスキンケアでは、冷蔵庫で冷やしておいたローションを使ってコットンパックを行うと、メイク崩れやお肌のテカリを防ぐことができます。
特に皮脂分泌が多いなという箇所には、皮脂をコントロールするタイプの美容液を部分使いするのがおすすめです。。
朝にしっかりとしたメイクで仕込みを

デイリースキンケアでテカリ肌を防ぐには、朝のメイク仕込みが大切。朝、スキンケアが完了したらティッシュを1枚お顔全体にあてて、余分な油分をオフします。
メイクベースを使用する前には、皮脂が気になる箇所に「皮脂コントロール用のメイクベース」をなじませておくようにします。
シミが気になる部分コンシーラーをオン。ファンデーションはなるべく薄く塗布します。リキッドやクリームタイプのファンデーション、BBクリームやCCクリームを使う場合は、塗布した後に何もつけていないまっさらな状態のスポンジで、ポンポンとお肌を叩き肌に密着させましょう。
仕上げには粒子の細かいフェイスパウダーを多めにお肌にはたき込みます。これでかなりのメイク崩れを防ぎ、テカりも防止できるはず!午後のメイク直しの際は、ミストローションをスプレーしてからティッシュオフして皮脂を取り、ファンデーションとパウダーでリタッチをしていきましょう。
終わりに
皮脂の分泌の多くなる暑い季節。特に日本の夏季は湿度も高いことから、テカりやメイク崩れに悩まされる事も多いですが、ケア次第でテカらない、べたつきにくい、サラサラのお肌を保つことができます。
できるだけ朝のメイクベースづくりにじっくり時間をとるようにし、午後からのメイク直しもしっかりと!毎日のスキンケアとメイクで、何かとトラブルの多い暑い季節を快適に過ごしたいですね。