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経皮毒という言葉をご存知でしょうか?経皮毒とは、日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されることです。有害性のある化学物質とは何か、経皮毒によって体はどんな影響を受けるのでしょうか。今回は経皮毒について少しだけお話したいと思います。
経皮毒とは?
経皮毒とは、日常使われる製品を通じて、皮膚から有害性のある化学物質が吸収されること。稲津教久らがその著書で使用している造語になります。わかりやすく言うと、皮膚を通過して体内に入る毒のこと。
どのような日用品で経皮毒となってしまうかというと、その侵入方法によって下記が挙げられます。 口からの侵入 ・カップラーメンやお弁当の容器 ・食品添加物 ・野菜に残留する農薬 ・大気汚染・公害で呼吸による侵入
頭皮や皮膚から吸収 ・合成洗剤、化粧品、シャンプー、ヘアカラー剤に含まれる合成界面活性剤や化学物質 ・日用品に使われる防腐剤、酸化防止剤、溶解剤(乳化剤・保湿剤など) ・生理用品に使われる化学物質
日用品とは、上記の他に歯磨き粉、洗剤などがあります。
経皮毒による悪影響は?
皮膚から有害性のある化学物質が吸収されると、中毒症状やアレルギー症状、認知症、自閉症、学習障害、適応障害などの原因の一つとなるなどの悪影響が生じると言われています。ただ、経皮毒に関しては様々な研究がされているものの、化学的に証明されているものではありません。
そして、化粧品や日用品などに含まれる合成界面活性剤や化学物質は、動物実験などで人体に影響はない量しか配合されないようになっています。普段お使いの化粧品や日用品に合成界面活性剤や化学物質が含まれていても、必ずしも体に害を及ぼすことではないかと思います。
とはいえ、製品を開発する際の動物実験も20年、30年と長い期間での実験ではありません。長い目で見ると、体に全く悪影響がないとは言えないので、信頼できる製造方法のもとで作られた製品を使うに越したことはないかもしれません。
経皮毒をデトックスするには?
口から入る食品添加物などの化学物質の場合、24時間で93%、48時間で98%が解毒されると言われています。ただ、皮膚から入った化学物質は、肝臓を経由しないため、10日でわずか10%しか排泄されず、体内で臓器や脂肪細胞に取り込まれて蓄積してしまうそうです。
化粧品や日用品から有害物質を全てなくすことは、現代の生活では難しいことだと思います。いかに体内に蓄積された有害物質をデトックスするかが大切なこと。デトックスのために心がけたいことは下記になります。
・ミネラルウォーターなどで水分をしっかり摂る ・運動や入浴で汗を流すように心がける ・脂の排泄能力が高い玄米を食べる ・食物繊維をしっかりと摂る ・解毒器官である肝臓に負担をかけないよう、アルコールはほどほどにする ・デトックス作用のある食材(長ねぎ、にら、玉ねぎ、にんにく、キャベツ、大根などのアブラナ科の野菜)を積極的に食べる
また、生理用品を布ナプキンに変えたり、栽培方法や産地にこだわった野菜を選んだり、洗剤やシャンプーを見直すなど、今まで深く考えずに選んでいた製品を見直してみるのも一つの方法です。
経皮毒についてもっと知りたいならインターネットでも賛否両論ある経皮毒についてですが、詳しく知りたい方は、経皮毒について書籍を読んでみるのもよいと思います。
見てわかる!図解 経皮毒 出典:Amazon
経皮毒―皮膚から、あなたの体は冒されている! 出典:Amazon
生活用品の危険度調べました 出典:Amazon
危ない日用品使ってませんか?―経皮毒からあなたを守る本 出典:Amazon
最後に経皮毒について少しだけご紹介致しました。経皮毒についての書籍は多数ありますが、この考え方については賛否両論があります。何を信じて、どのような商品を選択して生活していくかは自分次第。現代は数多くの製品があり、インターネットいつでも注文でき、すぐに手に入れることができます。
ただ、すぐに手に入るもの以外にも目を向けて、本当に自分にとって、家族にとって良いものは何かを一度考えてみるのも良いかもしれません。
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