| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フォアグラは時代遅れ!アニマルウェルフェアを知ろう2020/12/17UP! by なつみ タグ: アニマルウェルフェア, フォアグラ, ヴィーガン 鶏卵生産会社と元農林水産相の議員との汚職事件により、「アニマルウェルフェア(動物福祉)」という言葉に、ようやくスポットが当てられるようになりました。
関連記事として、「ケージ卵ってなに?知っておくべきヴィーガンの卵の選び方を紹介」をご覧いただければと思います。
本日は、アニマルウェルフェア(動物福祉)の視点から見た、「フォアグラ」にスポットを当ててみましょう。いまだにフォアグラを食べている人は、ちょっと考えたほうがいいかも!?
高級食材「フォアグラ」
世界三大珍味とされる、フランスの高級食材「フォアグラ」。ガチョウ・アヒル・カモにたくさんのエサを与え、肝臓を肥大させた物がフォアグラです。フランスはじめ、ハンガリー、アメリカ、カナダなどの国で生産されています。
フォアグラと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
フォアグラは、ちょっと気どった外食のとき登場するような食べ物で、ふだんの食卓に乗るイメージはありませんよね。本場フランスでも、宮廷料理や、お祝い事、クリスマスのごちそうとされています。
フォアグラができるまで
そんな、食卓では主役となる華やかなイメージのフォアグラですが、生産方法の残虐さはご存知でしょうか。
強制的なエサの与え方(強制給餌)をご紹介します。
まず、鳥たちは、身動きがとれない檻にフォアグラとなるオスだけ拘束されます。メスは生まれた瞬間、生きたまま殺されます。
人間の手で、太い鉄のパイプがのどの奥に突き刺されます。この段階で体内が傷つけられる鳥たちがいます。
鉄パイプを通し、大量のとうもろこしと油の混合物が胃に流し込まれます。その量は、体の4分の1~3分の1。50kgの人間なら、一度に約12~16kgの食事を無理矢理胃袋に押し込まれているということになります。
苦しみの声をあげる鳥に対し、この拷問が日に2~3回、約1ヶ月連日行われます。
そして、鳥の肝臓は10倍までに膨れあがります。この状態になると、鳥たちは呼吸をすることも、歩くことも、水を飲むことさえ難しくなります。「肝臓脂肪変性」といった医学的に異常な状態の肝臓が、フォアグラなのです。
最期はのどを切り裂いて殺され、肝臓を取り出され、フォアグラが完成します。
わたし達が口にしているのは、このような機能不全におちいった鳥の肝臓です。察しがつく方もいると思いますが、人間の体にも決して良くありません。
フォアグラは消費量が減っている
このようなフォアグラの非道な生産方法が認知されるにつれ、世界での消費量はだんだん減っています。
日本での輸入量も減少傾向にありますが、それでも2019年は約120万羽分のフォアグラを輸入しています。(参照:アニマルライツセンター)ものすごい数字ですね・・・。
それでも、小泉進次郎環境大臣が、11月17日の国会で、動物虐待に関する質問に「フォアグラを食べないようにしている」と答えたことは大きな前進だと感じます。小泉大臣は、都内のヴィーガン・レストランへ食事に行ったことも話されました。 フォアグラは「注文しない」こと
フォアグラを提供しているお店ができることは、「売らない」こと。病気の肝臓をお客様に提供する意味を、あらためて考えてもらえたらと思います。
需要がなくなれば供給もなくなる。フォアグラ・ゼロへの道は、わたし達人間が切り開いていきたいものですね。
|
|
| ||||||||||||||||||||||||||||
|