刺しゅうにはいろいろな種類があるのですが、人気が高いのが以前紹介した「クロスステッチ」と「フランス刺しゅう」です。フランス刺しゅうはいろいろなステッチを使って模様を作り出します。今回は手軽にフランス刺しゅうが楽しめるキットを使って、ハーブ柄のコースターを作りました。
今回使ったキット&用意するもの
今回使用したのは刺繍キット コースター「ハーブ」です。
出典:手芸の山久
刺しゅうデザイナー青木和子さんのキットです。
青木さんは植物の刺しゅうで有名な方で本を何冊も出版されています。
ナチュラルでクオリティの高い刺しゅうのファンは数多いです。
青木和子のステッチライフ
出典:Amazon
庭の野菜図鑑 青木和子の刺しゅう
出典:Amazon
キットにはサイズの異なる刺しゅう針3本と、刺しゅう糸、布がセットになっています。
そのほかに刺しゅう枠とはさみ、コースターに仕立てるときにミシンを使いました。
ラベンダーの刺しゅう
こちらの図案は4種類のステッチでできています。
植物なので、成長する順番にステッチをしていきました。
糸は3本どりなので、刺しゅう糸から1本ずつ3本引き出します。
今回は糸の端は玉止めせず刺しゅうが終わってから処理をするので、下の写真のように目立たない場所をくぐらせてから実際の刺しゅうにとりかかります。
最初は茎のアウトラインステッチです。
糸の処理ですが今回は説明書の通りに、裏で糸をくぐらせて玉止めをつくって切りました。
さしはじめの糸にも針を通し、同じように処理します。
つづいて葉の部分、ストレートステッチなのですが、出来上がりの写真を見た感じでバックステッチにしました。
さらにお花はレゼーデージーステッチです。
そしてフレンチナッツステッチです。
フレンチナッツのコツは、針に糸を巻き付けたら糸を引いてしっかりと針に巻き付けることです。
カモミールの刺しゅう
こちらも4つのステッチでできています。
はじめに茎はアウトラインステッチです。
葉の部分はバックステッチです。さしている時はとぎれとぎれの感じでなんだか不安でしたが、仕上がったらちゃんと葉に見えました。
お花はレゼーデージーステッチです。
糸がぐちゃぐちゃになっているのは悪い見本です。
縫い目がよれるので、糸はいつもきちんとしていた方が良いです。
最後にフレンチナッツステッチです。
下絵が見えにくくて形をとるのが難しかったです。
仕立て・完成
出来上がったらミシンで額縁仕立てにします。
お裁縫がニガテなので、てんやわんやでした。
説明書には水で洗って生乾きの状態でアイロンをかけると書いてありましたが、タイミングが合わず乾いてしまったので、タオルの上に刺しゅうをおいて霧吹きをしてアイロンをかけました。アイロンがかけやすい生地でパリッとしあがりました。
完成がこちらです。
刺しゅう部分はまだしも、ミシンがけの下手さが悔やまれる作品です。
まあこれもご愛敬ということで・・・。
デザインがいいので可愛く仕上がりました。
刺しゅうのポイント
刺しゅうやお裁縫に慣れている方でしたら2~3時間ほどで完成する作品です。
刺しゅうが初めての方にはちょうど良いボリュームでいろいろなステッチを覚えるのにおすすめです。ただ生地に余裕がないので、別の生地でステッチの練習をしてから本番へ進むと良いと思います。
お客さまをおもてなしするとき、こういうハンドメイドのものがあると心がこめられますし話題も弾みます。ぜひ、ハンドメイドのコースターでお客さまを迎えてくださいね。