お花はお好きですか?大寒が過ぎもうすぐ立春ですね。先日は世界中で寒さに見舞われ大雪の降った地域もたくさんありました。冬は常に陽射しも穏やかで日照時間も短く、全体的に雲が重く垂れ込めるイメージ。寒さもあって気持ちもついどんより。そんな薄曇りの寒い冬には、お部屋にお花を飾りませんか?
お花の標本「ハーバリウム」とは?
ハーバリウムとは…。
『(herbarium)は、植物学において保存された植物標本の集積(植物標本集)を指す言葉である。』
Weblio英和対訳辞書より
ハーバリウムとは、簡単に言うとお花の標本のこと。私達がお店やWEBでよく見掛けるハーバリウムは、インテリア性の高いガラス瓶と専用オイルが使われており、鑑賞目的に作られています。
ハーバリウムを飾ろう
出典:Uraraka~麗花~
お仕事中のデスクの上、寛ぎの時のリビングボード、家族団らんのテーブル、洗面所、玄関など、日々の生活の中でちょっと目に留まる所にハーバリウムを置いておくと、ふとした時に心が和みますね。枕元に置いて朝一番に目に入るようにするのも素敵です。
窓辺に飾るなら四季の移り変わりによる陽射しの入り方、また季節の寒暖差からの気分の変化にもよって、ハーバリウムの印象も変わります。
バレンタインや雛祭り、卒園卒業、入園入学などの節目や季節に合わせたハーバリウムを置いて、お祝いやイベントを楽しんでみたりしてはいかがでしょうか。
また春はお引越しの季節でもあります。人生の新しい門出のお祝いにハーバリウムを贈るのも良いですね。
ハーバリウムは作れます!
ハーバリウムは自分で作ることもできます。使うオイルはシリコンオイルや流動性パラフィン。中には洗濯のり、ベビーオイルと言う方もいらっしゃいます!中に入れるお花は押し花、プリザーブドフラワー、若しくは造花が一般的ですが、ドライフルーツやシナモンスティック、水引きなんて言うものも!ミニチュアのガラス細工を入れても素敵です。
ラメを使って底の方をキラキラの2層にしてみたり。深い緑で鬱蒼とした森に朝露の降りるイメージ。濃い青で深遠な海に泳ぐ魚と海面の煌めき。暗い紫で遠大な宇宙に燦然と瞬く星と惑星に。イメージ次第で様々なハーバリウムが作れます。
ハーバリウムの個性
飾るお花にも個性があります。切り花、鉢植えなどの生花。乾燥させたドライフラワー。加工したプリザーブドフラワーなど。高価なバラもハーバリウムにしてしまえば、褪色を眺めながら長く楽しめます。ハーバリウムは植物の種類にもよりますが、半年から1年くらいで色が抜け透明になります。自然に色が薄く変わって行く様子が儚くてとても素敵です。一応瓶とオイルですので、割れないように落とさないようにだけは注意です。
ハーバリウムの処分の仕方
そして、ハーバリウムもやはりお花です。自然のものですからいつかは手放す時も来ます。オイルは古タオルや古紙に染み込ませます。中の植物は燃えるごみに。飾りは燃えるごみや不燃ごみなど。処分する時はお住まいの各市町村のルールに添って下さいね。
最後に
瓶に入ったハーバリウムは水遣りや植え替え剪定の手間もなく、枯渇や日照条件、気温や風の影響、カビも病害虫の心配もありません。瓶にしっかり入ってますので、埃が着いても拭くだけで大丈夫。手間が掛からず長く楽しめるハーバリウム。毎日の癒しと潤いに飾ってみませんか?