肌悩みを改善して、より美しい素肌を手に入れる。それが女性にとってのスキンケアの目的ですよね。しかし、よかれと思って行なっているスキンケアが、実は肌に良くない方法だった…!ということも。今回はやってはいけないNGスキンケアについてお伝えします。
熱いお湯での洗顔
寒い季節にやってしまいがちなのが、熱いお湯で洗顔してしまうこと。体温程度のぬるま湯なら大丈夫ですが、40度を越えるような熱いお湯での洗顔は絶対にNGです。熱いお湯ですと、肌に必要な皮脂まで洗い流されてしまい、乾燥の大きな原因に。
オイルクレンジングの後など、水では洗い流した感じがしないからといって、熱いお湯を使う方もいるようです。オイルクレンジングはものにもよりますが、洗浄力が高く潤いを奪うものがあります。熱いお湯を使うと肌を乾燥させるWパンチに。スキンケアの基本は洗顔です。汚れは落としても、潤いは落とさないよう気を付けましょう。
強過ぎるコットンパッティング
化粧水を付ける時、コットンがいいか手の平がいいかは化粧品ブランドによってもおすすめが違います。美容雑誌によってもまちまちですし、エステサロンや美容家の意見も色々あります。結局どちらがいいのか?と聞かれた場合、私はコットンはパッティングをせずにパックとして使うのをおすすめしています。
毎日朝晩化粧水をコットンでパッティングしながらつけると、肌に優しいコットンと言えども摩擦が生じます。化粧水は手で優しくなじませてハンドプレスで押し込む。手の平を使うことにより、自分の肌状態を把握することもできます。コットンを使いたい時は、水を含ませてから化粧水をなじませ、それを肌にぴたっと付けてシートマスクのように3分ほどおく。肌に刺激をかけずに潤いをチャージできます。
シートマスクを長時間つけっぱなし
シートマスクやコットンパックは、ながら美容に最適な方法ですよね。時間をおく間に身仕度や家事、読書など好きなことをして過ごせます。ただ、他の事に意識がいってしまうと長時間シートマスクをつけっぱなしに…。これでは、せっかく潤った肌が今度は逆にシートマスクに水分を持って行かれてしまいます。
シートマスクならパッケージに記載の時間を超えないように注意。コットンパックなら2、3分程度で終了しましょう。スマートフォンのタイマー機能を利用すると便利です。
クリームを顔の上で伸ばす
クリームを付ける時、指で取ってそのまま顔の上で伸ばす。この方法ですと、力加減や引っ張る方向によってはシワやたるみの原因となってしまいます。おすすめは、クリームを手の平で伸ばしてから顔を覆うようにしてなじませる方法。手の平の温度でクリームが温まりますし、肌に負担をかけずにスキンケアができます。
手の平で肌の状態を確かめながらなじませ、足りない部分は同じ方法で重ね付けをしましょう。目の周りは皮膚が薄いので、一番力が入らない薬指で優しくケアすると良いでしょう。
無理矢理な毛穴ケア
毛穴の黒ずみや詰まりをキレイにしようとして、無理矢理な毛穴ケアをしていませんか?貼って剥がすタイプの毛穴パックを使ったり、器具を使って汚れを搔き出したり。毛穴の汚れを無理に取り除くことは、肌を傷めるだけでなく余計に乾燥したり、肌が守ろうとして皮脂の過剰分泌を招くことになります。毛穴の黒ずみや汚れは毎日の洗顔で優しくケアし、溜めないように注意しましょう。粒子が細かいホワイトクレイ入りの洗顔料がおすすめです。
最後に
今回ご紹介したNGスキンケアは、どれも肌に負担をかけるものばかり。肌は思っている以上にデリケートです。赤ちゃんの肌に触れるように、優しく労わりながらケアすることを心がけましょう。毎日の積み重ねが美肌を作ります!