冬の間は角質ケアが怠りがちになっていませんか?古い角質がたまってしまうとお肌のキメが乱れ、くすみやゴワつきなどをはじめとした肌トラブルの原因に。角質ケア=ピーリングを連想する方が多いと思いますが、角質ケアはピーリングが全てではありません!肌力アップにつながる、本当の角質ケア方法をご紹介します。
「角質」って?
角質とは、肌表面にある死滅している細胞のことです。不要になった細胞が肌表面に残っていることは、肌に悪影響を及ぼします。
通常、このような古い角質は肌のターンオーバーにより、一定期間で自然に剥がれ落ちます。しかし、強い紫外線を受けたり、ストレスやホルモンバランスの乱れ、不規則な生活や睡眠不足が起こると、肌のターンオーバーが乱れ古い角質が剥がれ落ちにくくなってしまうのです。
角質にはまた、肌への悪影響がある一方で、剥がれ落ちるまでの間に天然保湿成分を生成するなど、肌を守る役割もあります。そのためターンオーバーのサイクルが短すぎることや、角質を無理に肌からなくしてしまうことは、敏感肌や乾燥肌になってしまう要因となるので注意が必要です。
角質ケアは保湿が重要
一般にイメージする角質ケアとは、ピーリング、ゴマージュ、スクラブなどで古い角質を除去する方法ですが、これをエクスフォリエーションと呼びます。
エクスフォリエーション週に1回程度のスペシャルケアなどで実行するのがベストです。過度なエクスフォリエーションは逆に肌を傷める原因となるので頻度に注意しましょう。
角質のスペシャルケアがエクスフォリエーションなら、角質のデイリーケアとなるのは、「保湿」です!角質ケアは、肌環境を整えターンオーバーを正常にし、自然にタイミング良く角質が剥がれ落ちるようにすることが重要です。ピーリングだけでなく、毎日のスキンケアで保湿に力を入れるようにしましょう。
肌力アップのための角質ケア方法
剥がすだけの角質ケアからは卒業!保湿重視の角質ケアで肌力をアップするための具体的な方法をご紹介します。
【洗顔・クレンジング編】
洗顔料やクレンジング剤の量が多すぎると、逆に肌の潤いまで取り過ぎてしまうことになります。パッケージや商品説明の容量を守り適量を使用して、皮脂の多い鼻周りから洗うようにしましょう。目元や口元といった乾燥しがちな箇所は仕上げに洗顔料で撫でる程度でOK!ぬるま湯で洗い流し、最後に冷水で引き締めましょう。
【ローション編】
洗顔やクレンジングでは、肌の汚れだけでなく、角質に含まれる天然保湿成分も一緒に洗い流されます。洗顔・クレンジングの後は、できるだけ速やかにローションで保湿をするようにしましょう。この際手でローションをなじませ、ハンドプレスをした後、シートマスクやコットンパックを使うと、角質の隅々まで水分が行き渡ります。
【クリーム編】
ローションの後、ミルクを使う方が多いと思いますが、ミルクは水分と油分をバランスよく混ぜ合わせるため界面活性剤が多く含まれる傾向にあります。ローションで補った水分を逃さないためには、ミルクではなく、クリームがおすすめ。クリームもつけ過ぎは肌に悪影響があるため、容量を守りティッシュオフで調整しましょう。
終わりに
角質ケアというと、ピーリングばかりに目が行きがちですが、角質ケアで大切なことは保湿です。しかし、寒い時期などはつい角質を守ろうとピーリングを忘れてしまいがちですが、スペシャルケアとして実行することはとても重要。
寒い時期でもスペシャルケアのピーリングは忘れずに、デイリーケアでもしっかり保湿をし、スペシャルケアの後はいつも以上に肌を保湿して肌力をアップさせましょう。