大人世代のお悩みに多い、お顔の「たるみ」問題。年齢を重ねて顔の筋肉が衰えてくることで、なんだか顔全体が下がってきた？！と感じられることがあるのではないでしょうか。

そんなときにぜひ知っておいて頂きたいのが、顔の「表情筋」の存在です。要はこの表情筋が衰えてくることで、お顔全体の”下がり”や”たるみ”に繋がっていくのですよね。

ベースメイクにおいてもこの表情筋の流れを活用することで、リフトアップして見せる錯覚を起こすことができるんです。

まずは表情筋をチェック

お顔にはたくさんの表情筋が存在しますが、今回は

◇メイクアップに関係するもの

◇リフトアップ効果に関係するもの

に焦点をあてて、ご紹介をしていきたいと思います。

上記の画像からご説明をすると、頬のリフトアップに関係をしてくる筋肉は

・大頬骨筋（口角を上外側に引き上げている筋肉）

・小頬骨筋（頬骨付近にあり、上唇を後上方に引き上げている筋肉）

・頬骨（頬を形成し、笑う際などに使う筋肉）

これらになります。

この３つの筋肉が衰えることで、頬のたるみに影響を与えてしまうんです。

　また、口元のたるみに関係をするのが

・口輪筋

・口角下制筋

などの存在ですね。

まずはこれらの筋肉について、存在する箇所やその流れを知ること。それだけで肌への触れ方も変わっていきますよ。

下地やファンデは表情筋の存在を意識することから

まずはお肌への触れ方からが、ポイントです。筋肉の流れを知ることで、スキンケアや下地、ファンデーションなどのベースメイクアイテムをのせる際にも、「下げない」ことを心がけるようになりますよね。

筋肉のある方向性を意識して、流れに沿って優しくのせるようにしましょう。

ハイライトの光の効果でリフトアップ

表情筋が衰えることで、お顔が下がって見えるのであれば・・・。ベースメイクによって、それらを引き上げて見せる錯覚を起こせば良いのです。ここで大活躍をしてくれるのが”ハイライト”。

元ある筋肉の流れに沿ってハイライトで光の帯をつくります。これによって頬が上がって見え、リフトアップ効果を最大限に引き出してくれるんですね。

前章でお伝えをしました、下地やファンデーションについても同じように筋肉の流れをイメージしながらのせることでリフトアップの仕込みをすることができますよ。

口元は表情筋を引き上げて

頬のたるみと同じく、年齢と共に下がりやすいのが「口角」です。口角を下から支えてくれている”口角下制筋”や”口輪筋”を、ハイライトによって引き上げてあげましょう。

おわりに

メイクは目の錯覚を利用した、大人世代にとって心強い味方です。改めて表情筋の存在を知ることでメイクによる見た目の錯覚はもちろんですが、お肌の触れ方への意識も変わりますよね。

「ここにこの筋肉が存在して、わたしの頬を引き上げてくれているのね」と、日頃から意識をしてみてください。それだけで数年後のお肌はきっと変わるはずです。

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