ふと髪を見ると、ちらちら見える白髪。気にはなるけどまだ白髪染めをしたくないって思うときはありませんか？

白髪染めをしたくない方が美容院でよく利用するメニューが「白髪ぼかし」。白髪ぼかしとは白髪をカバーし、白髪を活かしながら目立ちにくくしていきます。

今回は白髪ぼかしと白髪染めの違い、白髪ぼかしのメリットやデメリットについて解説していきます。

「白髪ぼかし」とは？

白髪ぼかしとは、白髪をしっかり染めて隠すのではなく、白髪を自然に目立たなくするカラー技術のことです。
白髪を黒く塗りつぶす従来の白髪染めとは異なり、髪全体の明るさや色のコントラストを調整しながら白髪を周囲の髪に馴染ませていきます。

白髪ぼかしの大きな特徴は、白髪と黒髪の差を目立たなくし、自然で柔らかい印象に仕上げることです。髪の毛が伸びても境目が出にくいため、美容室に行く頻度を抑えられます。

では、白髪ぼかしをするとなぜ、白髪が目立ちにくくなるのでしょうか。

白髪ぼかしでは、髪全体や部分的に明るい色を足すことで、白髪との差を小さくします。明るさのグラデーションができ、光の反射によって白髪がふわっと馴染み、目立ちにくくなる仕組みです。

白髪ぼかしの種類について

白髪ぼかしは主に5種類のメニューがあり、ここではそれぞれの特徴について解説していきます。

まず、ハイライトを使った白髪ぼかしは細めのハイライトで白髪と黒髪の差をやわらげ、ふんわりとした質感を生み出します。

バレイヤージュを使った白髪ぼかしはより自然な陰影をつけたい人におすすめ。動きが出て立体感のある髪に仕上がります。

全体カラーで馴染ませる白髪ぼかしはハイライトを入れず全体を柔らかくトーンアップし、白髪を均一に馴染ませるシンプルな方法です。

ナチュラル仕上げは落ち着いたトーンで自然な明るさにし、外国人風仕上げはコントラストをつけて透明感を出すのが特徴です。

白髪ぼかしのメリット・デメリット

メリットは自然な若見え効果とメンテナンス性です。白髪ぼかしは髪色に深みが出て顔色が明るく見えるため、自然な若見えが叶います。髪の毛が伸びても境目が出にくいため、頻繁に染める必要がありません。

デメリットは色落ちや料金など注意点があることです。明るめのカラーを使うため、色落ちが早く感じる場合があります。また、ハイライトを入れる場合は通常の白髪染めより料金が高くなることがあります。

また、白髪が少量の場合はぼかし効果が出やすく、多めの場合は明度調整を工夫しながら仕上げる必要があります。

まとめ

白髪を「隠す」のではなく「活かしながら馴染ませる」白髪ぼかしは、自然な美しさを求める大人女性にぴったりのカラー方法です。明るい色から暗い色までバリエーション豊富に楽しめますよ。美容師さんに髪の状態を相談してからぜひ、お願いしてみてくださいね。