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ダイエットにまつわる用語は多岐に渡ります。ここまでの連載で出てきたダイエット用語のおさらい第32弾です!
目次 ◆甜茶
甜茶とは、中国原産の古くからある薬草の一つ。バラ科の植物で、中国ではめでたい時に飲むお茶としても親しまれてきました。甜茶に含まれる成分は、甜茶ポリフェノールをはじめ、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄といったミネラル類が豊富。甘味成分の『ルブソシド』によって、カロリーゼロにも関わらずほんのり甘味があるのが特徴です。日本では花粉症対策用として知られているように、甜茶に含まれる甜茶ポリフェノールは、アレルギー原因物質であるヒスタミンを抑える効果があります。花粉症やぜんそくなどの症状軽減に効果が期待できます。
◆甜茶のダイエット効果甜茶に含まれる甘味成分『ルブソシド』は、砂糖の75倍もの甘さを持っています。ダイエット中に甘い物が食べたくなった時に甜茶を飲めば、甘味を感じられます。カロリーゼロでノンカフェインですので、糖質を摂り過ぎることはありませんし、妊娠中、授乳中や夜寝る前にも安心して飲めます。また、甜茶にはアミノ酸系窒素化合物の『ベタイン』が含まれています。これは、肝機能を強化しコレステロール値を下げる効果が期待できます。
◆三大栄養素
カロリー(エネルギー)をもつ栄養素は3つあり、それは「糖質・脂質・タンパク質」で、一般的にこれらをまとめて「三大栄養素」といいます。カロリーがあるということは、三大栄養素のうちのどれかということになります。三大栄養素は、人間が生きていくためには欠かせない栄養素です。
◆PFCバランス
カロリー計算よりも注目して頂きたいものの一つに「PFCバランス」があります。PFCバランスとは、食材やメニューがもつカロリーにおける三大栄養素の比率のことを指し、それぞれ「P=タンパク質」「F=脂質」「C=糖質」となります。 例えば、コンビニでお弁当を買うとしましょう。ダイエット中のみなさんでしたら、500kcalのペペロンチーノと600kcalの生姜焼き弁当、どちらを選びますか?カロリー計算をしている方であれば前者を選ぶと思いますが、カロリーが少ないという理由で選んだ食品が、逆に太りやすいというケースもあるのです。 タンパク質と脂質は体脂肪になりにくい栄養素ですが、糖質は食事から得るだけでなく、体内で合成することもできるため、体脂肪になりやすいです。つまり、ダイエットにおいて大切なのは、カロリー計算ではなく、バランスに注目することになります。
◆カロリーの注意点⑴同じカロリーでも、三大栄養素によって特性が異なる ⑵同じカロリーでも、人によって消化・吸収の能力が異なる ⑶人によって、基礎代謝が異なる ⑷同じ食材でも、獲れる時期や環境によって異なる ⑸食べる順番や調理方法によって異なる
このように見てみると、カロリー計算は本当に必要かどうかということに疑問もでてくるかもしれません。
>>計算なんていらない!重要視すべきはカロリーの「バランス」!
◆ブルーライト
ブルーライトとは、波長が380~500nm(ナノメートル)の青色光のこと。人間の目で見ることのできる光(可視光線)の中でも最も波長が短く、強いエネルギーを持ち、角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達します。スマートフォンやパソコンなどのLEDディスプレイやLED照明からはブルーライトが多く放たれます。こういったデジタルディスプレイから放たれるブルーライトは、人間の眼や身体に悪影響を及ぼすと言われています。厚生労働省のガイドラインでは、「1時間のVDT(デジタルディスプレイ機器)作業を行った際には、15分程度の休憩を取る」ことが推奨されています。 ブルーライトは昼間よりも、夜に浴びることが体にダメージを及ぼします。寝る直前までベッドの中でスマートフォンをいじる習慣は肥満のもと。ブルーライトを浴びることでメラトニンの分泌が抑えられ、体内のリズムが崩れてしまうからです。体内のリズムが崩れると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの働きが低下。血糖値だけでなく、体温、血圧、心拍、ホルモンなどの生理機能の変動リズムに影響を及ぼし、糖尿病、高血圧、心筋梗塞、メタボリックシンドロームのリスクを高めることになります。
◆ブルーライト肥満を防ぐには
ブルーライト肥満を防ぐには、スマートフォンやパソコンの画面をなるべく見ないようにすること。見なければならない時は、ブルーライトをカットする液晶保護シールや、ブルーライトカット機能のある眼鏡を利用するようにしましょう。スマートフォンやパソコンの画面は明るさをなるべく落として、ブルーライトで眩しいと感じないように注意。ブルーライトは、睡眠障害、ストレス、うつ病などの精神にも大きな影響を与えます。ダイエットにおいて精神的な安定は必要不可欠。ブルーライトに体内リズムを乱されないよう、寝る前の1時間前からはスマートフォンやパソコンの画面は見ないようにして良質な睡眠を心がけることが大切です。
>>スマホの使い過ぎで太る!?ダイエットを邪魔するブルーライト
◆糖質糖質がもたらす悪影響といえば、やはり体重・体脂肪の増加です。糖質が多く含まれる食べ物はGI値(食後の血糖値上昇率)も高い物がほとんど。甘い物を食べ、血糖値が急上昇すると、インシュリンというホルモンが大量に分泌されます。そして、各細胞に糖をエネルギーとして送り込み、血糖値を下げようとします。この時に余った糖が、脂肪細胞に運ばれてしまうため、 体重・体脂肪の増加原因となってしまいます。
◆糖化
『糖化』とは、血中にある余分な糖と、たんぱく質や脂質が結びつき、老化を促進させる物質『AGEs』(糖化生成物)を生成すること。『糖化』が起こると、シミ、シワ、たるみ、くすみなどあらゆる肌の老化現象が引き起こされます。一度『糖化』してしまうと、それを完璧に元に戻すのは困難だと言われています。『糖化』をもたらす食品の摂り過ぎに注意し、血糖値を急上昇させないよう食物繊維を最初に食べる、一度に大量に食べないなどの工夫をしましょう。
◆糖質中毒糖質を摂り過ぎることによる糖質中毒に陥る可能性があります。日ごろから糖質を摂り過ぎていると、常に脳が糖を欲している状態になります。少しの糖では我慢できなくなり、より多くの糖質を求めてしまうようになります。糖質の多い甘い物を食べると、ドーパミンという物質が分泌されます。これはドラッグを使用した時と同じような強烈な快感をもたらします。その時は幸福感でいっぱいになりますが、しばらく甘い物を食べないと、糖質が欲しくて仕方なくなり、その欲求が満たされないとイライラしたり、怒りっぽくなってしまいます。 糖質中毒に陥ると、精神不安定、集中力の欠如、頭痛、耳鳴り、肩こり、イライラ、怒りっぽくなるなどの症状が出てきます。甘い物を食べる一時の幸福感が、日常生活に支障を来たすことになりかねないのです。
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