普段、お肌のお手入れをする際、どの指を使っていますか?手のひら全体と答える方も多いはずですが、実は手の指を明確に使い分けることにより、さらにスキンケア効果を高めることができるんです!各指は美容指になる立派なツール。美容指と使い方をご紹介します。
洗顔では指で顔に触らないようにする
冒頭から、指を使わないでください!というお話ですが、顔を洗う際、指や手のひらで強く肌をこすってしまっている場合は、今すぐやめるようにしましょう。
お肌が濡れている洗顔の時はお肌がとても無防備な状態のため、摩擦でお肌を傷めることになってしまいます。
まずはぬるま湯のみで肌をすすぎ、充分に湿らせるプレ洗顔を行ったあと、洗顔料をしっかりと泡立ててから肌を覆うようにし、泡の弾力だけで優しく洗うようにしましょう。
美容指を使って優しいケアを
では具体的に、どの指が美容指なのでしょうか?スキンケア時の基本の美容指は、左右の手の中指と薬指。東洋医学でも美容指と古くから呼ばれているそうです。
お手入れの際、この美容指だけを意識して使うことにより、力が入り過ぎずお肌に圧がかかりにくくなるのため、お肌を傷めずにケアをすることができます。
スキンケアを行う際は、この左右あわせて4本の美容指を使い、ローションやミルク、セラム、クリームを肌になじませるようにしましょう。
親指でフェイスラインリフトアップ
美容指とは異なりますが、親指もお手入れに利用しましょう。まず親指を立て、人差し指の第二関節に当てるようにし、じゃんけんの「グー」のポーズのような形にします。
その状態でフェイスラインの顎から耳に向かってなぞるようにると、とても気持ちがよいと思います。親指の力がカッサプレートのような役割を担うので、自分の気持ちの良い力具合で、フェイスラインをリフトアップ&マッサージしましょう。
人差し指でシワ・たるみを解消
指で行う簡単なムクミ取り方法もあります。目が疲れた時に抑える、目頭の少し上にあるツボが「晴明(せいめい)」。このツボを両手の人差し指で鼻の方向に向かって押してみてください。
このツボは、疲れ目解消に効果があるだけでなく、シワやたるみ、むくみにも効果が期待できるといわれています。
毎日の朝のお手入れ時にこのツボを刺激するのを習慣にすると、目の周りがスッキリし、寝起きに起こりがちなまぶたのむくみも解消され、メイクのノリも良くなるはずです!
終わりに
中指と薬指での美容指のお手入れと、親指と人差し指での指圧方法をご紹介しました。意外と忘れてしまいがちなのが、スキンケア前にしっかりと手を洗うこと。雑菌のついた手でお手入れしても逆効果になってしまいますので、必ず手を洗ってからお手入れをするよう心がけましょう。清潔な指で上手に使い分けてスキンケアを行い、効果的に美肌を手に入れましょう!