毎日のスキンケア・お手入れは「どこまでやればベストなの?」とお悩みの方も多いと思います。過剰に行えばお肌の負担になり、不足すれば乾燥やシワ・シミなどのお肌トラブルの原因になる可能性も!ローションやセラムの説明書きには「米粒大」や「500円玉大」などの適量が記載されていることが多いですが、個人のお肌の状態や環境によってもベストバランスは変わります。自分にとっての『丁度良い』お手入れとは?
30代からの洗顔は泡でなでるだけ!
皮脂の分泌が盛んな20代までとは異なり、乾燥が気になりだすのが30代。お肌中のコラーゲンやエラスチンのようなお肌のハリにつながる成分も、20代をピークに年齢を重ねるにつれ減少していきます。
そのため30歳以降の方は洗顔時、肌を乾燥させないようにするのが重要です。メイクや皮脂の汚れはそのほとんどがクレンジングの際に落とすことができるため、洗顔時は泡で軽くなでるる程度でOK!
力をいれてこすったり念入りにしすぎると、乾燥するだけでなく、お肌にさらに負担がかかることとなり、シワやシミの原因になる可能性があります。できるだけ優しい洗顔を心掛けましょう。
ローションの後、手に吸い付くかをチェック
スキンケアの基本といえば、水分と油分のバランスが重要といわれています。いずれか一方が足りない、いずれか一方が過剰なお手入れは避けたいものです。
まずローションでしっかりとお肌に水分を補給しましょう。重ね付けの目安ですが、20代は2回、30代は3回、40代は4回と、年齢の十の位の回数を重ねづけをするのが目安。しかし、20代の方であっても、2回のローションの重ねづけでは不十分だと感じた場合はさらに重ねづけても問題ありません。
またその時の環境や肌状態も考慮して変更しましょう。夏は冬よりも外的な乾燥が少ないので、いつもより1回少なく重ねづけし、冬は逆に1回重ねづけを増やすという形です。ローションが浸透したと感じた後は、お肌を手のひらで触ってみましょう。もっちりと手に吸い付くような感覚になればOKです。
オイル・クリームのつけすぎにご注意
スキンケアの仕上げには、水分蒸発を防ぐためオイルやクリームなど油分のあるもので蓋をしている方も多いと思います。しかしこの際、つける油分が多過ぎると、毛穴の詰まりやたるみの原因となることがあるのです!
オイルやクリームをなじませた後、30分程経過してもベタベタし、テカリが出ているようであればつけすぎている可能性がありますので、ティッシュでオフしましょう。
また夜のお手入れでオイルやクリームをつけ過ぎたまま眠ってしまうと、空気中のチリやホコリ、枕の汚れなどがお肌についてしまうため、お肌が荒れる原因にも。
朝のお手入れ後であれば、お肌に過剰についているオイルやクリームの油分が紫外線を浴びて酸化し、油焼けを起こす可能性があるため、くすみや色素沈着に繋がる恐れも!朝のお手入れに使うオイルは、ホホバオイル、アルガンオイル、ココナッツオイルなど酸化しにくいものをチョイスしましょう。
UVケアは念をいれてしっかりと!
朝のスキンケアでとても重要なのが、UVケアです。メイクベースでUV防御の値の高いものを使用されている方は多いと思いますが、ほとんどの場合でUVケアアイテムのつけ方が足りていないといわれています。
UVクリームをはじめとしたUVケアアイテムはたっぷりと、顔全体にムラなく伸ばすようにしっかり塗布しましょう。つけのこした部分があると、その場所だけに日焼けやシミ、肌老化などのトラブルが生じやすくなるためです。
特に目の周りや、小鼻の脇など、顔の窪んでいる部分には念入りに塗布するように注意が必要です。スプレータイプのUVケアアイテムも、顔全体にしっかりといきわたるようにし、つけなおしなどもしっかり行っていくようにしましょう。
終わりに
お肌悩み別にセラムやマスク、ピーリングスクラブ等を使われている方も多いと思いますが、これらのスペシャルアイテムもまた、使いすぎることでお肌を傷めてしまう可能性があります。
ご自身のお肌をよく観察し、不足や過剰とならないようなベストなバランスを試行錯誤してみつけることが大切です。ご自身のお肌にとっての『丁度良い』お手入れ方法で、上手にお肌ケアをしていきましょう!