汗をかく季節はお肌の毛穴が気になります。特に気になるのが、小鼻まわり!毛穴が大きく開いてそこに汚れがたまり、黒いブツブツのようになり、まるでいちごのように見える「いちご鼻」のような状態になってしまっていませんか?解消しようとして行っているお手入れが、逆にいちご鼻を進行させているかもしれません。いちご鼻になってしまう正しくない毛穴ケアとは?
何故いちご鼻になってしまうのか?
鼻や小鼻の毛穴が詰まっていちごのようにブツブツした状態に見えてしまうのには様々な理由があります。
例えば、肌の上に残った古い角質やほこりが酸化し、角栓となってしまったり、メイクがきちんと落としきれていないために汚れが皮脂と混じりあってしまっていたり、お肌が乾燥して毛穴が開き、そこに汚れが詰まってしまうなどです。
また毛穴が開いて広がった状態だと、毛穴の影が黒く見えていることも。さらに、今からお話する間違ったスキンケアが、いちご鼻を引き起こす大きな原因となってしまうのです。
洗顔とスキンケアのやりすぎはNG!
皮脂が出すぎていると思い、あぶらとり紙を多用しすぎたり、洗顔をし過ぎたり、スキンケアをし過ぎることが、いちご鼻の原因となってしまうこともあります。
毛穴の汚れをかきだし、キレイにしようと力をいれてケアすることが、かえって肌を傷つけてしまったり、乾燥を招いてしまうためです。
そのせいで肌のターンオーバーリズムが乱れ、逆に毛穴の汚れをうまく排出できなくなってしまうのです。
また肌が乾燥すると毛穴から皮脂が分泌されますが、その皮脂が酸化することで、黒いブツブツのいちご鼻になってしまいます。
毛穴はがしパックや毛抜きはNG!
いちご鼻が気になる時、鼻に貼って剥がすタイプの毛穴パックを使った経験がある方も多いと思います。特に若い年代では多いでしょう。毛穴に詰まっていた角栓が目に見えてごっそり取れる毛穴パックは一種の爽快感があります。
さらに、毛抜きで角栓をひっこ抜いてしまっていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか?懸命にケアをしてもなかなか毛穴がキレイにならなかったのは間違った方法だったからなのです!
無理に毛穴の汚れを剥がしたり、ひっこ抜くようなケアをしていると、毛穴は傷つき広がってしまいます。そして潤いを守るのに必要な角質や皮脂まではぎとってしまうことに。
そして、必要な皮脂を失ったことで潤いを補おうと、皮脂が過剰分泌され、逆に毛穴が開いてしまうという、まさに悪循環に陥ってしまうのです。
お肌マッサージのしすぎもNG!
毎日のスキンケアに「お肌のマッサージ」を取り入れている方もいらっしゃいますが、マッサージはほどほどにしておかないと、鼻の毛穴を広げてしまう原因になってしまいます。
そして、小鼻まわりをキレイにしたいとクレンジングの際、ゴシゴシと強くマッサージをするものまたNG!長時間クレンジング剤で肌をこすることは、乾燥を招き毛穴を傷つけてしまう原因になります。
マッサージをする場合は専用のマッサージクリーム等を使って、短い時間でさっと済ませるようにすると毛穴を痛めにくくなります。
お湯、ぬるま湯のみの洗顔はNG!
冷たい水ではメイクや皮脂汚れがきちんと落ちないイメージで、ぬるま湯やお湯だけで洗顔を終わらせていませんか?
洗顔スタート時は熱いお湯はお肌を乾燥させる原因になってしまうため使わないようにし、少し温かい程度のぬるま湯を使うようにしましょう。
そして洗顔の最後には、必ず冷水で肌を引き締めます。こうすることで開いた毛穴がキュっと引き締まるからです。お湯とぬるま湯のみではなく、最後に冷水を使用することを毎日続ければ、いちご鼻解消に効果的と言えそうです。
終わりに
「いちご鼻」にならないようにするためには、まずはお肌の乾燥を防ぐことが重要です。そして、洗い過ぎやケアのし過ぎにならない程度の保湿中心のスキンケアを続けることを心がけましょう。
また毛穴の開きや黒ずみの原因になる、脂質の多い食事の摂り過ぎにも注意が必要です。凸凹のあるいちご鼻からは卒業し、つるんとした「さくらんぼ鼻」を目指してケアを行っていきましょう。