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6月になりましたね。6月というと、どうしても梅雨の印象が強く、6月になっちゃったな・・・と、思っている方もいるのではないでしょうか。6月は梅雨の季節でもありますが、梅の収穫時期でもあります。筆者は昨年とあるワークショップで、梅酒を作る機会がありました。梅酒を作るのは意外に簡単。材料が揃えば誰でもすぐに作れ、梅を他の果物に変えて自分だけの果実酒を作ることもできます。6月が旬の梅で梅酒を作って、いや~な梅雨の時期を楽しく過ごしてみませんか?
◆梅について梅は中国が原産で、日本には平安時代頃には既に入ってきていたとされています。梅干しは医者いらずという言葉もありますが、当時は貴重な薬とされていたようです。和歌山県産が最も多く、南高梅や小梅、白加賀梅など種類も豊富です。種類によって収穫時期も異なり、5月下旬ころから7月初旬頃まで楽しめます。梅には、疲労回復やカルシウムの吸収を助ける働きをするクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸には、脂肪や乳酸を分解しエネルギーを作り出す働きもあります。この働きはクエン酸サイクルと呼ばれ、このサイクルが潤滑に機能させることで、疲れにくく、貯め込みにくい体質になります。
◆梅酒の作り方
【梅酒の材料】梅 500g
【梅酒の作り方】1. 梅を一晩水につけて灰汁抜きをする 2. 梅を一つ一つキッチンペーパーパーなどで丁寧に拭き、水気を取る 3.竹串などでなり口の部分を取り除く
4.消毒した保存瓶に梅、氷砂糖が層になるように交互にいれる。
5.ホワイトリカーを注ぐ
6. 冷暗所で保管し、氷砂糖が溶けやすいようにたまに瓶を振ってかき混ぜる。 7. 1ヶ月程で飲めるようになりますが、寝かせて熟成させるとよりコクや旨味が増します。
◆豊富なアレンジ
辛口派の方は、氷砂糖の量を減らしてみてください。すっきりとした味わいの梅酒になります。氷砂糖を黒砂糖やはちみつに変更してみると、また違った色合い、味の梅酒になります。ホワイトリカーを焼酎やブランデー、ラム酒などお好みのアルコールに変えてみるのもおすすめです。お酢に変えれば梅サワーになるので、ノンアルコールでお子様もお楽しみいただけます。
筆者が昨年参加したワークショップでは、ブルーマロウというハーブを入れて梅酒を作りました。ブルーマロウのハーブティーは、アントシアニンが溶け出したキレイなブルーになりますが、酸によって反応し、ピンクへと色が変わります。梅酒を仕込むときにそのハーブを入れてみると、最初は青や青紫色だった梅酒が、梅が漬かってくると共にだんだんとピンクに色が変わってきて、見た目にもとっても楽しめました。
梅を他の果実に変更することで、その季節の果実酒を作ることもできます。昨年筆者は、地元山形の親戚がたくさん送ってくれたさくらんぼをホワイトリカーとラム酒、ブランデーで漬けてみたり、冬には頂いたすだちでも作ってみたりしました。すだちやレモンなどの柑橘類は、皮の白い部分に苦味があるので、きれいに取り除くことがポイントです。
◆まとめ梅酒をはじめとした果実酒は、市販品の種類も豊富で簡単に手に入ります。ですが、材料も身近なスーパーで手に入るものばかりです。買ったのはいいけど、すっぱすぎてそのまま食べるには困るような果実でも、果実酒にすれば美味しくいただけます。アレンジを加えて、自分好みの果実酒に仕立ててみませんか?
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