寒くなり、乾燥や肌ダメージが気になる季節になってきましたね。一般に、肌が生まれ変わるタームは28日と言われていますが、年齢を重ねるにつれ、そのターンオーバー期間はどんどん長くなり、遅くなるといわれます。40代では平均50日、60代では平均100日になる計算に!どうすればターンオーバー期間を短くし、肌をいきいきとさせられるのでしょうか?
若返りたんぱく質「HSP」って?
若返りたんぱく質として知られているのが、熱ショックタンパク質の「HSP(ヒートショックプロテイン)」です。
HSPは、コラーゲンの合成を促し、肌をふっくらとさせ、しわやたるみなどの老け顔の原因となるものを改善してくれる効果があると考えられています!
HSPを活性化する方法として有名なのが、入浴法。40度から42度前後のお湯に10分かr20分程度つかる方法が、「HSP(ヒートショックプロテイン)入浴法」です。
この入浴方法を応用し洗顔に取り入れることで、肌のターンオーバーを活性化できるのです。
洗顔の次は蒸しタオルで血行促進
HSP活性化方法、もう1つはお肌の血行をよくすることです。水、またはぬるま湯で顔を洗った後、電子レンジなどで40度から42度に温めた蒸しタオルで、顔全体を温めましょう。
顔を洗うことで冷えてしまうお肌表面を蒸しタオルで温めると、温度差により血行が促進され、HSPが増えるといわれています。
HSPは肌にあるコラーゲンの合成力を高めるため、この洗顔後蒸しタオルの手順をを続けていると、お肌がふっくらしてくるのが感じられると思います。
蒸しタオルは、フェイスタオルや小さめのタオルをよく濡らせてから、電子レンジで数分温めるとちょうどよい温度になります。このとき、タオルを加熱しすぎて顔を火傷しないよう、充分注意しましょう。
ホホバオイルで必ずしっかり保湿
蒸しタオルで5分程度お顔全体を温めたら、スキンケアで潤いを補給しましょう。蒸しタオルは血行をよくする反面、肌が乾燥しやすい状態になっています。蒸しタオルの後はすぐに保湿ケアをするよう心がけましょう。
特におすすめなケアは、肌なじみの良いホホバオイルをつけることです。ホホバオイルは、人の皮脂と似ている成分で、肌への浸透力に優れ、保湿力も高いため、肌のターンオーバーを整えるのに適しているのです。
またホホバオイルには、若返りビタミンと呼ばれる「ビタミンE」が豊富に含まれているので、ぜひ使ってみてくださいね。
老け顔撃退の鍵はターンオーバー
蒸しタオル&オイル保湿を地道に続けることで、肌のターンオーバーが整ってくると、角質細胞内のNMF(天然保湿因子)が生成されるため、肌の乾燥が改善され、潤うようになってきます。
またターンオーバーが整い、新しい細胞が古い角質を押し上げて剥がれていくため、しみやくすみが目立たなくなり、お肌に透明感が生まれます。
カチカチだった肌が、柔らかくふっくらしていくことで、のせるスキンケアアイテムも浸透しやすくなります。従来通りのデイリーケアでも、その効果は自然とアップ。肌のターンオーバーを整えることは、老け顔改善につながっていくでしょう。
終わりに
老け顔防止のために蒸しタオルを使う方法をご紹介しましたが、蒸しタオルで顔を温めると、寒い朝でも手軽にお肌が温まり、気分もゆったりし、リラックスもできます。蒸しタオルは、顔のあとに、ヘアサロンなどでも先発後よく行われていますが、首の後ろも温めると、顔周辺の血行もよくなり、スッキリするのでおすすめです。蒸しタオルをうまく使って、老け顔を撃退しましょう。