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紫外線は5月から強くなる!覚えておきたい紫外線対策の基本2018/04/06UP! by 中所ひろか タグ: UV, UV-A, UV-B, UV-C, 日焼け止め, 紫外線吸収剤, 紫外線対策, 紫外線散乱剤 暖かい日が増えてきました。花粉が舞うこの季節は、外に出たくないという花粉症の方も多いと思います。しかし気を付けなくてはからないのは花粉症だけではありません!そろそろ紫外線対策を始めないとシミやシワだらけになるかも…!今回は覚えておきたい紫外線対策の基本についてお話し致します。
目次 紫外線対策はいつからするべき?
紫外線が多くなる時期は3月頃からで、ピークを迎えるのは5月です。 「え?7月8月の真夏ではないの?」と思っている方も多いと思います。私も昔はそうでした。3月頃から紫外線対策をしなければならないって?本当に?日焼け止め売るために言ってるんでしょ?って思っていました。しかし、月別の紫外線量を見てみると、5月は7月、8月を超える紫外線量となっているのです。
出典:ロート製薬
紫外線対策はいつからするべきか。真夏以外にも紫外線量のピークを迎える5月には必須ですが、1年中紫外線は降り注いでいます。季節を問わず日焼け止めや日焼け止めサプリメント、帽子や日傘などで紫外線対策を行うようにしたいですね。
紫外線の種類
紫外線には、UV-A、UV-B、UV-Cという種類があり、それぞれ肌に与える影響が異なります。この3つの紫外線について 簡単に説明してみましょう。
UV-A(紫外線A波)とは炎症を起こさずに色素沈着をしてしまいます。波長が長いので、肌の奥にまで入り込んで、エラスチンやコラーゲンにダメージを与えて、長時間当たると皮膚が老化し、シワの原因になってしまいます。
UV-B(紫外線B波)とは日焼け、シミやそばかすの原因、白内障、皮膚がんを発生させる可能性があるといわれています。 肌に炎症を起こす、日焼けのサンタン、サンバーンは、これが原因です。
UV-C(紫外線C波)とは殺菌灯などに使われている紫外線です。UV-A、UV-Bよりも波長が短く肌に与える影響が強いものの、現段階ではUV-Cはオゾン層によって守られていて肌に届くことはありません。ただ、今後オゾン層破壊の進行により、肌に届いてしまう可能性が危惧されています。
出典:環境庁
SPFとPA値で日焼け止めを選ぼう
日焼け止めに表示されているSPF50やPA+++などの数値。この数値は何?とりあえず高いのを買っておこう。効果ありそうだし。なんて思っている人はいませんか? SPFとPA値はシーンによって選ぶ必要があります。
SPFとは?SPF=Sun Protection Factorの略で、UV-Bの防止効果を表す数値です。 例えば、SPF30の場合は、その日焼け止めを塗ると、皮膚に炎症が現れるまで、日焼け止めを塗らない場合と比べて30倍の時間がかかるという事になります。
25分で赤くなる普通肌の人がSPF30の日焼け止めを使う場合
25分×SPF30=750分=12.5時間 ※何も塗らない状態では、真夏の晴れた海浜では色白の人で約20分、普通肌の人で約25分、色黒の人なら約30分でサンバーンを起こすといわれています。
PAとは?PAとはProtection Grade of UV-Aの略で、UV-Aの防止効果を表す数値です。PA+からPA + + + +まで4段階あり、 +が多いほうがより肌の色素沈着が行われるまでに時間がかかるということになります。
SPF値もPA値も高い方を選んでしまいがちですが、普段の生活をしているだけであればSPFは15~30、PA値は++くらいで大丈夫です。
海や山などのアウトドアの時や、紫外線を朝から晩まで浴びてしまいそうな時は、SPFは50、PA値は++++を選んだ方が良いと思います。また、高いSPF、PAのものを使ったからといって、一日中安心ではありません。2~3時間おきを目安に何度も塗り直すこと、肌にムラなく塗ることが大切です。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い
日焼け止めに含まれる紫外線対策の成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。それぞれのメリット、デメリットについてご紹介します。
紫外線吸収剤とは?紫外線吸収剤は化学合成された成分で、代表的な成分としてはt-ブチルメトキシジベンゾイルメタン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、オキシベンゾン-3があります。皮膚の表面で紫外線を吸収して化学的にエネルギーに変えて放出することで、紫外線が肌の内部に侵入するのを防ぎます。
紫外線吸収剤のメリット紫外線吸収剤のメリットは、透明で白浮きせず、さらさらとして肌に塗りやすく使い心地が良いという点です。汗や水にも強いです。また、紫外線防止効果も高くなります。
紫外線吸収剤のデメリット紫外線吸収剤のデメリットは、化学合成された成分であるため、人によっては肌に刺激を感じる場合があるということ。また、化学反応で効果が弱るため、こまめな塗り直しが必要であることです。
紫外線散乱剤とは?紫外線散乱剤は、紫外線を肌の上で反射、散乱させて紫外線の影響を防ぎます。代表的な成分としては酸化チタン、酸化亜鉛があります。
紫外線散乱剤のメリット紫外線吸収剤と比べると肌への刺激が少ないことが紫外線散乱剤のメリットです。化学変化を起こさないため、効果が長く持続します。ノンケミカルの化粧品にこだわっている方は紫外線散乱剤の日焼け止めを使うとよいでしょう。 紫外線散乱剤のデメリット紫外線散乱剤は白浮きしやすいものが多く、こってりして使い心地が良くないものが多いです。また、汗や水にも弱くなります。化学反応を起こさない分効果は長く持続するものの、汗や水で流れてしまうため塗り直しが必要になります。
まとめ紫外線対策は1年中必要です。特に紫外線量が多くなる5月からは紫外線対策の本番。自分に合った日焼け止めを選び、こまめに塗り直すことで紫外線のダメージから肌を守りましょう。ファンデーション、フェイスパウダーなども紫外線対策効果があるものを選び、シミやシワなどの光ダメージを防ぎたいですね。
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