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シーンに合わせて選ぼう!日焼け止めの使用目的や選び方をおさらい2018/05/22UP! by 本橋あやは タグ: PA, SPF, UV, UVA, UVカット, UVケア, ノンケミカル, 日焼け止め, 紫外線A波, 紫外線B波, 紫外線吸収剤, 紫外線散乱剤 これからの時期に欠かせない日焼け止め。日焼け止めは夏だけ使えばいいの?毎日SPF値が高い日焼け止めを使った方が安全なの?紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いって?などなど、さまざまな疑問をお持ちかもしれませんね。日焼け止めは何のために使うのか、どう選んでどう使い分けたらよいのかなどについてお話していきます。
目次 日焼け止めは一年中塗ったほうがいいの?日焼け止めを使用する目的とは
紫外線の強くなる春夏には、日焼け止めは欠かせませんよね。 日焼け止めの使用目的といえばなんといっても日焼けを予防するため、日焼けによって増えてしまうシミ、そばかすなどを防ぐためですが、実はそれだけではありません。 肌の老化を防ぐためにも、日焼け止めは欠かせないのです。
肌の老化の原因の約80%は紫外線だと言われています。 地表に届く紫外線にはA波とB波がありますが、紫外線A波(UV-A)の一部は真皮にも届くと考えられており、真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維にまで影響を与えて肌のハリや弾力を低下させてしまうのです。
紫外線A波は冬でも真夏の半分程度の量が降り注ぎますし、ガラス窓を通過して室内にも入ってくるため注意が必要です。そのため日焼け止めは夏や野外で活動する日だけではなく、1年中、外出しない日にも塗るのが望ましいでしょう。 そして曇りの日も晴れの日の60%程度、雨の日でも晴れの日の30%~40%程度は紫外線が降り注ぎますから、油断大敵ですよ。
SPFとPAって何?SPF値は高ければ高いほどいいの?
日焼け止めにはSPF、PAが書かれていますよね。
SPFはSun Protection Factorの略で、UVBの防止効果を示す数字です。日焼け(サンバーン)を起こしてしてしまうまでの時間を、何も塗っていない時の何倍まで伸ばせるかが示されています。SPF50+が最大値です。
一方のPAはProtection Grad Of UV-Aの略。PAの後ろに付いた+が効果の高さを示しており、+(効果あり)、++(かなり効果あり)、+++(非常に効果あり)、+++(極めて効果あり)の4段階となっています。
こう見ていくと、SPF値やPA値は高ければ高いほどいいと思ってしまいますよね。しかしSPF値から効果の持続時間を計算してみると、普段使いにはそれほどSPF値の高い日焼け止めは必要無いと言えるのです。 例えば、何も塗っていない状態なら20分で日焼けが始まる方の場合、SPF30の日焼け止めでもSPF30×20分=600分(10時間)日焼けを防ぐということになります。日常紫外線を防ぎたい時やこまめに塗り直しができる環境では、ここまで長時間日焼けを防がなくても問題ないことが多いですよね。 ですから日常の紫外線を防ぐ分には、SPF値の低めの日焼け止めでも十分だと言えます。
紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違いは?どちらを選んだらいいの?
日焼け止めの紫外線防止成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。
・紫外線吸収剤 取り込んだ紫外線を化学反応によって熱などのエネルギーに変換して放出するという方法で紫外線を防ぐ成分です。比較的SPF値の高い日焼け止めに配合されていることが多いです。 (メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンなど)
・紫外線散乱剤 肌に塗ることにより、粉体で物理的に紫外線を跳ね返す効果のある成分です。紫外線吸収剤が使用されず紫外線散乱剤のみが配合された日焼け止めは、ノンケミカルとも呼ばれます。 (酸化チタン、酸化亜鉛など)
紫外線吸収剤は基本的に安全性の確認されたものが使用され、使用量も決められています。そのため必要以上に怖がることはありませんが、肌の弱い方の場合は刺激が強い、アレルギー反応を起こすといった問題が起こる可能性もあります。 肌が弱く刺激を感じやすい方などは、紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)の日焼け止めを使用するのが良いかもしれませんね。
シーンによって使い分けたい!日焼け止めにはどのようなタイプがある?
一口に日焼け止めと言っても、さまざまな形状、テクスチャーのものがあります。
日焼け止めには ・乳液タイプ ・ジェルタイプ ・クリームタイプ ・スプレータイプ ・プレストパウダータイプ などがあります。
通常、クリームタイプや乳液タイプ、ジェルタイプなどが一般的ですが、メイクの上から塗り直すならプレストパウダータイプが便利です。 また、さっと塗りたい、手が届かない部位に塗りたい、髪の日焼けも心配だという場合には、スプレータイプが便利ですよ。 使用する部位やシーンに合わせて、複数持っていると便利でしょう。
どんな日焼け止めを使ったらいい?シーンに合わせた日焼け止めの選び方と注意点
紫外線が老化の原因にもなるなら、強力な日焼け止めを1年中使用したいところですよね。しかし、SPF値の高い日焼け止めには紫外線吸収剤が配合されていることも多く、肌への刺激などが心配です。
ですから、常にSPF値の高い強力な日焼け止めを使うのではなく ・普段使いや真夏以外の時期にはSPF値のさほど高くない紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)のものを選ぶ ・真夏のリゾート地へ行くときや、屋外でこまめに塗り直しができないことが予想されるときなどにはSPF値の高いもの(紫外線吸収剤配合のもの)を選ぶ といった形で使い分けることをおすすめします。
さらに、好みのテクスチャー、そのシーンによって使いやすい形状(パウダー、スプレーなど)も考慮して選びましょう。
また、日焼け止めに明記されているSPF、PAの値は、定められた量をしっかり塗った場合に効果が得られる値です。基本的には、1㎠当たり2mg程度塗るのが良いとされています。しっかりと効果を得るために、パッケージに書かれた使用量や使用方法をきちんと守りましょう。 そして2~3時間おきに、こまめに塗り直しをすることも忘れないでくださいね。
最後に日焼け止めの使用目的や選び方などについてお話してきました。 日焼け止めは日焼けやシミなどを防ぐだけではなく、肌の老化防止にも欠かせません。肌の老化に影響を与えるとされるUV-A(紫外線A波)は冬にも真夏の半分程度までにしか減らないため、1年中日焼け止めを使用することをおすすめします。 季節やシーン、好みなどに合った日焼け止めを選んでくださいね。
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