毎日鏡を見てメイクをしたり、お手入れをしたり、女性であれば誰もが1日1回は鏡を見ると思います。年齢とともに肌にはトラブルが出てきて、「若い頃は肌の悩みなんてなかったのに・・・」と感じることもあるかもしれません。最近では20代よりも若い、10代でも肌に気を使っている方々がたくさんいらっしゃいますね。

肌トラブルの原因になるものはいくつかありますが、実は内側から肌トラブルのもとになる現象があります。今回は内側から美肌を損なうAGEと、それに対する対策について少しだけご紹介したいと思います。

肌の老化の原因となる現象「糖化」について

みなさんは「糖化」という言葉を聞いたことはありますか？糖化とは、タンパク質が糖質と結びつくことによりAGEという物質が大量に発生する現象のこと。このAGEが内側から美肌を損なう原因になるのです。

AGEは別名「終末糖化産物」と言います。体内のタンパク質を攻撃して、その機能を低下させてしまう物質です。これが老化の原因になります。日常生活において、AGEがたまらない生活やスキンケアを行うことが美肌を手に入れることに繋がっていきます。

AGEによる肌トラブル

1.シワ、たるみ

目尻の小ジワや、法令線のような深いシワ、これらにもAGEが関わっております。肌の真皮にはハリや弾力のもととなる細胞「コラーゲン」がありますが、このコラーゲンは構造的に3本の糸が縒り合わさったような構造をしているそうです。

AGEがこの糸の間にくっつくと、バネのように伸び縮みする繊維がうまく伸び縮みできなくなり、切れやすくなってしまうそう。それにより弾力を失った肌はたるんでしまったり、シワが刻まれてしまったりします。

2くすみ、シミ

シミやくすみも嫌な肌トラブルですよね。AGEが多くなることで肌は黒ずんでいったり、透明感を失って黄色っぽくなったりするそうです。

AGE対策を心がけよう

AGEは普段の生活から対策していくことができます。肌トラブルの要因にはいくつかありますが、間違ったスキンケアによるものが25%、生活習慣によるものが25%、食生活が50%を占めているそうです。食事がいちばん美肌を損なう原因になるってびっくりしませんか？それでは美肌を内側から作るためにはどうさはたらよいでしょう？そのポイントをご紹介します。

1.調理法

AGEは加熱時間が長かったり、高温調理になると増えていきます。生のものよりも揚げたもののほうがAGEは多く発生します。肉であれば唐揚げやステーキよりも蒸したものを食べたり、魚も焼き魚よりはカルパッチョや刺身などを選んでいくと良いです。

2.糖質の摂りすぎに注意する

体内で糖化を引き起こすのは、食事で摂る糖質になります。特に肌の中のコラーゲンが体内に入ったブドウ糖と結びつくことで起こるAGE産生は20代後半から始まっていき、食事の糖質量や食品中のAGE量などに比例してるそうです。

パンやご飯、麺などの主食、甘みのある調味料、お菓子類、根菜類に糖質は多く含まれていますので、普段の食事で糖質中心の食事をしている方は、少しずつ減らしていくようにしてみましょう！

まとめ

いかがでしたか？AGEは内側から美肌を損なう原因に。外からのケアだけではなく、内側からのケアも視野に入れて、普段の生活からAGE対策を心がけていきましょう。今回の記事がみなさんの美肌のヒントになりますように。

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