近年、スキンケアに美容オイルを取り入れる方が増えていますよね。エイジングケアや乾燥肌の改善などに効果が期待できるため、美容に意識が高い人たちの中にもハマる人が多いのだとか。今回は美容オイルの中でも定番のアルガンオイル、ホホバオイル、オリーブオイルの成分や効果、使い方についてお話していきます。
アルガンオイルってどんなもの?効果や使い方は?
アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)とは、モロッコに自生するアルガンという植物の実の種から採れるオイルです。1本の木から1リットル程度のオイルしか採れないと言われるほど貴重なオイルとされ、「モロッコの黄金」などとも呼ばれています。
<アルガンオイルの成分や効果>
アルガンオイルには、エイジングケアにも効果を発揮する抗酸化作用の高いビタミンEが豊富です。なんと、オリーブオイルの3倍前後のビタミンEが含まれていると言われているんですよ。そのため、アルガンオイル自体が酸化しにくいとも言われています。
さらに、不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸も豊富。肌の皮脂と似た成分のため、浸透しやすいという点もメリットです。
アルガンオイルを肌に塗ることで、水分と油分のバランスが整いやすくなり、肌が柔らかくなる、肌が潤うなどの効果が期待できます。
エイジングケアをしたい方、肌の乾燥が気になる方におすすめですよ。
<アルガンオイルの使い方>
アルガンオイルは
・化粧水をつける前に肌に数滴なじませてブースター代わりにする
・スキンケアの最後の仕上げに数滴付けて潤いを閉じ込める
・タオルドライ後の髪に少量を付けてヘアオイルとして使う
・洗髪前の頭皮マッサージに使用する
・ボディマッサージに使用する
など、さまざまな使い方があります。
1つ持っていると全身のお手入れに使えるのもメリットです。
ホホバオイルの特徴や効果は?成分や使い方もご紹介
ホホバオイルは、ホホバの実や種子から抽出されます。正式には植物油ではなく、植物性のロウ(ワックス)です。植物油に比べて酸化にくい点もメリットでしょう。
低温になると固まる性質があるため、冬などには固まることもありますが、温度が上がればまた元の液体に戻ります。
<ホホバオイルの成分や効果>
ホホバオイルに含まれる主な成分は、ワックスエステルです。ワックスエステルは、私たちの肌の皮脂にも約25%含まれている成分。そのため、肌になじみやすいのが魅力なんですよ。
角層内の水分の蒸発を防ぐ効果が期待でき、肌のバリア機能を整えてくれると言われているので、乾燥が気になる方にもおすすめです。
また、植物油と構造が違うロウでできているためニキビの原因になりにくいのも魅力。植物オイルを使ってみたいけれどニキビが心配だという方にもぴったりです。
そのほか、美肌に効果が期待できるビタミンAやE、アミノ酸などが含まれています。
<ホホバオイルの使い方>
ホホバオイルは
・入浴時に使用して毛穴ケアに使用する
・スキンケアの最後に使用して肌の潤いをキープ
・クレンジング料として使用する
・手作りコスメの材料として使用する
・アロママッサージなどの際のキャリアオイルとして使用する
・妊娠線の予防ケアに使用する
・ベビーマッサージに使用する
・リキッドファンデーションに少量混ぜる
などの使い道があります。
このほかにもさまざまな使い方ができる、まさに万能オイルです。
スキンケア用のオリーブオイルの効果や使い方は?
オリーブオイルは、モクセイ科のオリーブの実から採れる油脂です。
オリーブオイルといえば料理に使うものを思い浮かべる方も多いと思いますが、スキンケア専用のオリーブオイルもあります。
オリーブオイルをスキンケアに使用したい場合、食用のものを使用するのはあまりおすすめできません。製造の工程などが異なるため、思わぬ肌トラブルが起こる可能性があります。スキンケア専用のものを使うようにしましょう。
<オリーブオイルの成分や効果>
オリーブオイルには、ビタミンAや、抗酸化作用がありエイジングケアにも効果的なビタミンEのほか、不飽和脂肪酸のオレイン酸、リノール酸などが含まれています。
オレイン酸は肌になじみやすく、乾燥から肌を守る効果が。肌を柔らかくして水分を保持してくれますよ。
乾燥肌が気になる方やエイジングケアをしたい方におすすめです。
<オリーブオイルの使い方>
オリーブオイルは
・クレンジングオイルの代わりに使う
・オイルパックをする
・ひじやかかとなど乾燥した部位に塗る
・スキンケアの仕上げにクリーム代わりに塗って肌の潤いを保つ
・爪のケアをする
・頭皮マッサージや乾燥が気になる毛先のケアに使用する
などの使い方ができます。
選ぶなら未精製?精製済み?美容オイルの選び方のポイント
美容オイルには、未精製のものと精製済みのものがあります。
精製済みのオイルは、高温や化学物質などで脱臭、脱色などが行われています。においがなく刺激が少ないため、美容オイル特有のにおいが苦手な方や肌が弱い方には精製済みのオイルがおすすめ。
ただし、精製済みのオイルにはデメリットも。それは、ビタミンなどの成分が精製の過程で失われることが多いという点です。ビタミンEなどの成分の効果をしっかりと得たい方は、未精製の美容オイルを選ぶのが良いでしょう。
また、品質の良いものを選ぶのも、美容オイル選びで大事なポイントです。
安価で売られているものの中には粗悪なオイルもあるので、十分に注意してくださいね。
エコサートなどをはじめとしたオーガニック認証を取得している、契約農家から輸入しているなどの点をチェックすると良いでしょう。
最後に
美容に意識の高い女性たちもハマる美容オイル。どれが気になったでしょうか。今回ご紹介した3種類の美容オイルはどれもマルチに活躍してくれるものばかりなので、成分や効果などをチェックして気に入ったものをゲットしてみてくださいね。