新型コロナウイルスの予防対策で、マスクをする機会が増えましたよね。普段はマスクで隠れている口元を改めて見てみて「あれ?なんか老けた?」「ほうれい線が以前より目立ってる気がする」と感じる方も多いようです。
なぜ、マスクで口元が老けてしまうのでしょうか。その原因と対策についてお話していきます。
毎日マスクをしていたら口元が老けた気が?考えられる原因は?
自宅でスキンケアをしていて、ふと鏡に映った自分を見て「あれ?なんか口元が老けた気がする」と感じる方も多いのではないでしょうか。
それはもしかしたら、マスクが原因かも。
もちろん、マスクが直接ほうれい線を濃くしたり口元を老けさせたりするわけではありませんが、口元が老ける原因の一つになっている可能性はあります。
マスクで口元が老けてしまう原因として考えられるのは
1 マスクで隠れる口元の筋力が低下しているかも?
2 マスクで息苦しくて口呼吸になっているかも?
3 マスクで口周りの潤いが失われているのかも?
などだと言われています。
どれも、マスクをしていなかったときにはあまり起こらなかったことですから、意識して対策をしてマスクによる口元の老化を防いでいく必要がありそうですよね。
マスクで口元が老けてしまう原因についてもう少し詳しく解説
先ほど、考えられる原因3つをお話ししました。それぞれについて、もう少し詳しく見ていくことにしましょう。
1 マスクをしていると見られている意識が薄れて口元の筋力が低下しやすくなります。
顔を人から見られている意識があると、口元が引き締まり、口角も自然にキュッと上がりますよね。
しかし、日常的にマスクをしていると、口元を見られる機会が極端に減ってしまいます。緊張感がなくなり、表情や口元の筋肉を意識しなくなってしまっている方も多いでしょう。
それにより、口元の筋肉がたるみ、ほうれい線が目立ったり、口元が老けて見えたりしてしまうのです。
2 マスクで息がしづらく、知らないうちに口呼吸になってしまっている方も。
口呼吸で口が開いたままの状態になることで口元がたるみ、ほうれい線が濃くなってしまう可能性があります。
口呼吸は感染症のリスクもアップしてしまう可能性があるので、注意したいですね。
3 マスクをしていると、通常よりも肌が乾燥しやすくなります。
マスクによる肌の乾燥は、マスク内にこもった湿気が蒸発するときに肌の潤いまで奪ってしまうことや、マスクによる摩擦などによって起こります。
さらに、マスク内に雑菌が繁殖することによって、肌荒れが起こることもあるので要注意です。
マスクによる口周りの老化やほうれい線などの対策は?
まだまだマスクが手放せそうにない状況の中、口周りの老化対策はどのように行えばよいでしょうか。
いくつかご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
・口周りの筋肉を意識する
マスクをしていて誰からも見られない状態でも、口元の筋肉を引き締めることを常に意識するのがおすすめ。マスクの下でしっかりと口を閉じ、口角をキュッと引き締めるようにしましょう。
また、マスクだけが原因でなく、リモートワークや外出を控える事などで人に会う機会が減り、口周りの筋肉を意識しなくなってしまう方も。
自宅で仕事をしている時にも、口元の筋肉を意識するようにしましょう。
<口角のエクササイズ>
◆「あ・え・い・う・え・お・あ・お」をと大きな口を開けて言ってみましょう。声は出さなくて大丈夫です
・笑顔で、口角を意識するようにして行ってください
・一言につき、1秒くらいかけて行うのが目安です
・あ行、か行、さ行、た行までを行い、口周りの筋肉が疲れてきたら終了します
(参考:リンパケア検定2級テキスト)
・意識して鼻呼吸にする
マスクをしているといつの間にか口呼吸になってしまうことがありますが、先ほどもお話した通り、口呼吸は口周りが老化しやすくなる可能性や感染症になりやすくなる可能性があるなど、デメリットがいっぱい。マスクをしていても、意識して鼻呼吸をするようにしましょう。
なかなか鼻呼吸のコツが掴めないという方は、口をしっかりと閉じ、舌を上あごに付けることを意識してみてください。
・しっかりと肌を保湿する
マスクをしていると湿気で肌が潤うイメージがあって、保湿を怠ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、先ほどお話したような理由で、マスクをしていると肌が乾燥しやすくなる可能性が。いつも以上にしっかりと保湿をするように心がけましょう。
最後に
マスク生活はまだまだ続くでしょう。マスクで見えない口元もしっかりと引き締め、筋肉が衰えないように注意したいですね。また、マスクをしていると肌が意外と乾燥しているということを意識し、いつも以上に保湿はしっかり行ってください。