「ナチュラルコスメ」や「オーガニックコスメ」に続き、数年前から少しずつ日本でも注目され始めてきた「ヴィーガン(ビーガン)コスメ」。
言葉は耳にしたことがあるけれど、どんなブランドがあるの?という方もいらっしゃると思います。実は、なじみ深いコスメブランドの中にも、ヴィーガンが潜んでいることもあるんですよ!
・動物由来成分を使わない
・動物実験を行っていない(クルエルティーフリー)
・環境に優しい
本日は、そんな特徴を持つヴィーガンコスメから、人気の3ブランドをご紹介します。
アメリカの「アヴェダ(AVEDA)」
出典:AVEDA
ヘアケア製品が人気のアヴェダ(AVEDA)。ヘアサロンでプロも使用するアヴェダは、パドルブラシのようなロングセラー製品もあるので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
もともと動物や地球環境に優しい製品づくりを展開してきたアヴェダですが、一部、ハニーやビーズワックスをしていました。これを、植物由来のバターやワックスに置き換え、全製品をヴィーガンにすると発表したのはごく最近の話です。
アヴェダの活動は、
・商品を発送するときの温室効果ガス排出量をオフセットする
・安全な水が手に入らない地域に井戸を掘る支援
・森林、海洋の保護活動
と、多岐に渡ります。
製品づくりと同じくらい、地球への想いもあふれたブランドです。
オーストラリアの「イソップ(Aesop)」
出典:Aesop
1987年にオーストラリアで誕生したイソップ(Aesop)。図書館のように整然と商品が並べられた店舗は、独自の世界観を構築しています。
イソップでは、スキンケア、ヘアケア、ボディ&ハンド、フレグランス、ホームケアと幅広い製品を取り扱い、店舗からはいつも厳選された精油の香りが漂い、思わずふらりと立ち寄ってしまいます。
ヴィーガンにも早くから取り組んでいます。ヨーロッパで化粧品成分の動物実験の禁止が施行されたのは2009年。イソップではそれよりもっと以前から動物実験を禁止しています。二酸化炭素排出量の測定、削減、オフセットにも積極的に取り組んでいます。
おしゃれなイメージと良い香り、そして実力派アイテムが日本で大人気のイソップですが、ブランドとしての姿勢にも注目です。
韓国の「ベージック(BEIGIC)」
出典:BEIGIC
美容大国である韓国から日本に上陸したヴィーガンスキンケアブランド。それが、ベージック(BEIGIC)です。2018年に誕生し、昨年日本へ上陸しました。
フェアトレードの植物由来成分を中心に、合成香料、合成着色料、シリコン、サルフェート(SLS,SLES)、パラベン不使用を掲げた製品づくりをしています。お肌にうるおいとハリをもたらす主役成分「グリーンコーヒービーンオイル」を、すべてのアイテムに配合していることが特徴です。
「取り除く」「満たす」「守る」というシンプルな3ステップをテーマに、敏感肌にも対応しているところがうれしいですね。スキンケア、ヘアケア、ボディケア合わせて全部で8製品を、国内で少量生産しています。ていねいな物づくりを思わせる、注目のブランドです。
最後に
アメリカ、オーストラリア、韓国と、世界3ヵ国から日本に上陸した3つのヴィーガンコスメブランドをご紹介しました。
動物・環境・人に優しいヴィーガンコスメ。時代の流れとともに、日本でも今後ますます注目度は高まっていくでしょう。本日の記事を、アイテム選びの参考にしていただけたら幸いです。