こんにちは、エステティシャンの山口裕加里です。夏は、プールに、BBQに、虫取りに!とアクティブに楽しめる季節です。その反面、暑さによる食材の腐敗、またプールに入ることで水によるウィルスの感染など、より気を付けなければいけないことが多い季節でもあります。今日は感染症対策のお話を致します。特にお子様がいる方は、是非この記事をご覧いただき、お家で共有ください。
◆夏に感染症が流行る原因は?
夏は、暑さから食欲不振になったり、学生は夏休みで生活習慣が乱れ、なにかと体調を崩してしまいます。そんな弱った身体を狙ってくるのが感染症です。感染症は人から人にうつる症状です。感染拡大を阻止するには1人1人が予防することが必要です。夏といえば、食中毒を主に考えてしまいますが、食中毒以外にも身近な感染症があります。
◆身近な感染症
夏に流行する感染症があります。
1.手足口病
手足の水疱と口内炎ができる夏風邪の一つです。胃腸風邪ウイルスからきていて、下痢の症状が少しでます。初日から2日目に熱がでますが、その後、熱は出ず、5日ほどで症状は回復する。髄膜炎になることもあるので、注意が必要です。
2.リンゴ病
咳、鼻汁、微熱など軽い風邪の症状が出るタイプです。その後、赤い発疹がほおの辺りに出て、その後手足にまで広がります。接種で予防できない不明な部分が多い病気です。
3.ヘルバンギーナ
高熱が長く続いたり、のどの奥の口内炎ができたり、特徴があります。予防接種はないので、毎年発症する子どももいます。
4.風疹
初春から夏の終わりにかけて多発。発疹が胸と顔から広がり、リンパ腺が腫れるのが特徴です。多少の熱が伴いますが、4~5日で症状はひいていき2週間ほどで感染期間が終わる。症状がひくまでは幼稚園・学校を休ませる必要があります。また妊娠中に風疹にかかると障害をもった子どもが生まれる確率が高いと言われています。十分な注意が必要です。
◆対策は簡単!手首まで手洗い!
外にでることが怖くなるような感染症ですが、対策は簡単です。その対策は、手首まで手洗いする、それだけです。手先だけ洗うことが多いと思いますが、手首まで洗うことで、より感染を強く防止できます。また、タオルはこまめに変えて、手洗い後に使用するタオルも清潔なものをご利用ください。
◆プールでは要注意!
またプールに入ることで、感染しやすい感染症があります。
1.プール熱
7月~9月のプールに入る時期に流行ることから通称プール熱と呼ばれています。高熱を伴い、のどと目の両方に炎症を起こします。死亡例も報告されており、重症化する可能性が大きい病気です。治った後も、ウイルスが 咽頭や便からうつるケースが多い症状です。
2.流行性結膜炎
目やにが出て、結膜が充血します。感染力が強いので、乳児がかかると風邪の症状(発熱やリンパ節の腫れなど)が出たりします。年中気を付けなければいけない病気ですが、特に夏はプールなどで人と接触しやすい季節なので気を付けることが必須です。
プールを終えたあとは、しっかり体をゆすぐこと。また清潔なタオルを使う事が対策となります。是非泳いだあとのケアを意識してください。
◆まとめ
感染症は1人1人が意識をすることで感染を阻止できるものです。手洗いだけの簡単なことですので、是非今日から手首まで手洗いを行いましょう!