ダイエットをしよう！と決めるときは、いつからですか？イベントがあるとダイエットのスイッチが入ると思いますが、「今日は食べ過ぎちゃったから、明日からダイエット」なんてよく聞くフレーズですよね。ですが、”ナゼ”今日からしないのでしょうか。
◆咀嚼=噛むことで太りにくい体へ
太る原因になることは、たくさんありますが、これだけを絶対にしておけば、根本的に太る要素から抜け出せることがあります。 それは、食事の時にしっかりと咀嚼(そしゃく)することです。 咀嚼とは、噛むことです。 昔に比べると、現代人は咀嚼回数や食事時間が大幅に減ったと言われています。よく噛まないで食べてしまうと、満腹中枢をなかなか刺激せずに食べ過ぎてしまったり、消化不良を起こしたり、栄養不足になるなどの弊害が起こりやすくなります。逆にしっかりと咀嚼をして食事をすれば、太りにくい体を手にすることができるのです。
◆咀嚼がもたらすダイエット効果その１ 糖分の分解
糖分はエネルギー(生命活動のパワー)に変わる大事なものです。 咀嚼をしていないと、糖分が分解されにくく、その結果、脂肪として蓄えられてしまいます。しかし、しっかり咀嚼をしていれば糖分がエネルギーへと変換しやすくなるため、脂肪として貯蓄されることを防げます。白いご飯やパンだって、しっかり噛めば食べても大丈夫なのです。
◆咀嚼がもたらすダイエット効果その2 胃酸の分泌
栄養を吸収するためには、食べたものを分子レベルまで小さくする必要があります。そのためには、胃酸が必要です。しっかり咀嚼すると、脳から胃へ胃酸を出すよう指令が出ます。そして胃酸が適度に分泌され、食べたものを分子レベルまで小さくする最初の工程を行います。 日本人は特に胃酸の分泌が少ないことがわかっていますので、人種的に咀嚼を意識しなければなりません。胃酸の分泌が少ないと、ビタミンB12の吸収ができません。ビタミンB12は、赤血球をつくるために必要な働きをもちます。ビタミンB12が吸収できないと、貧血のもとです。貧血はダイエットには天敵です。
◆咀嚼がもたらすダイエット効果その3 腸美人になれる
咀嚼をすることで、栄養を消化吸収する消化酵素が働きます。それによって
栄養の吸収と、要らないものの排出がスムーズに行われます。この栄養の吸収と排出によって、
腸の整理整頓ができるので腸はすっきりキレイに『腸美人』になれます。 これらの３つのポイントから、
栄養の消化・吸収・排泄が整い、自然に体の代謝もあがり、痩せやすい良い状態を作り出します。咀嚼をすることは、ダイエットの基本だと思います。
＊1口20回以上の咀嚼から ダイエットは明日から～ではなく、ダイエットを考えた今日からできます。その日のうちの食事から１口２０回以上の咀嚼から始めてみましょう！
