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糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素は、体にとってはなくてはならない大切な栄養素。しかし摂り過ぎると様々な弊害をもたらします。日本人は特に糖質を摂り過ぎる傾向にあります。糖質の摂り過ぎは太るだけではありません!お肌の老化や様々な弊害をもたらします。
◆糖質の摂り過ぎは当然太ります糖質を多く含んでいれば、基本的にはGI値が高い食品ということになります。そういった食品を食べ過ぎると、血糖値の急上昇が頻繁に起こることになりインシュリンが大量に分泌されます。インシュリンは各細胞に糖をエネルギー源として送り込みますが、細胞に糖が行き渡っても、まだ糖が残っている場合はインシュリンが残った糖を「脂肪細胞」に送り込んでしまいます。そしてそれが脂肪となり、太る原因となります。
◆高血糖が続くと糖尿病になる危険も
「血糖値」は、血液に含まれるぶどう糖濃度のことです。このぶどう糖がエネルギーとしていつでも使えるように、一定の血糖値が保たれているのが健康な状態です。通常空腹時の血糖値は、70~100㎎/dLの正常範囲内にあります。食事をすると血糖値は一時的に上昇しますが、2時間ほどでまた正常に戻ります。健康な状態なら、たまに糖質を摂り過ぎても、1食抜いたとしても血糖値が正常範囲より高くなることはあまりありません。しかし、常に糖質が高い食品を食べ続けていると、常に血糖値が高い状態になってしまいます。これが「高血糖」で、これが続くと糖尿病になってしまう危険性があります。
◆糖化により肌が衰える
タンパク質や脂質が血中にある余分な糖と結びつくことを「糖化」と言います。糖化が起こると、老化を促進させる物質「糖化生成物」(AGEs)が生成されてしまいます。糖化が肌に与える影響は・・・
・シワが増える ・肌がたるむ ・肌が乾燥する ・肌が黄色くくすむ
糖質の摂り過ぎにより、恐ろしいことに肌も衰えてしまうのです。ケーキや菓子パンなどの甘いものや、糖分を多く含んだ清涼飲料水、揚げ物などの動物性食品も糖化の原因となります。また、ベーコン、ドーナツ、アップルパイ、ポテトチップス、コーラなど加工食品はすでにAGEsを含んでいます。
一度糖化してしまうと、それを完璧に改善することはなかなか難しいと言われています。糖化を防ぐためには血糖値の急上昇を抑えること。食事では野菜や海草などの食物繊維を多く含むものから食べ、炭水化物は最後に食べましょう。ベジタブルファーストが基本です。また、糖化の反応を阻止する作用のある抗糖化食品を意識的に食べるようにしましょう。食物繊維を多く含む食品や、緑茶、烏龍茶、プーアル茶などのお茶、生姜、キャベツ、カモミール、よもぎ、ドクダミが抗糖化食品になります。
◆疲れたら甘いもの・・・は逆効果になる場合も
疲れるとチョコレートなど甘い物が食べたくなりますよね。実はこれは体にとっては逆効果なのです。糖質は脳にとって唯一のエネルギー源。疲れた時に少し糖分を摂ると集中力がアップしたり、思考能力が良くなったりします。しかし糖質を一度に摂り過ぎてしまうと血糖値が上昇し、インシュリンが働いて血糖値を下げようとします。血糖値が一時的に低くなると、余計に疲れを感じやすくなってしまうのです。
◆糖質の摂り過ぎは冷え性の原因の一つ糖質(特に白い砂糖)は体を冷やす作用があるため、摂り過ぎれば冷え性の原因の一つとなってしまいます。それだけでなく、血糖値の上昇と下降を繰り返すことにより、体温も上昇と下降を繰り返し、それによっても体が冷えてしまいます。また、糖質を摂取するとその代謝にビタミンB群が消費されてしまいます。それが血流をドロドロにし、冷えももたらしてしまうのです。
他にも糖質の摂り過ぎによりホルモンバランスが崩れる、憂鬱になる、甘い物中毒になり止められなくなるなど多くの弊害があります。糖質も体にはなくてはならない栄養素ですので、まったく摂らないとまた別の弊害が生じます。炭水化物は食事の中で上手に摂り、間食の甘い物は工夫して食べるようにしましょう。料理やお菓子作りには白砂糖ではなく黒砂糖やハチミツ、ラカントを使うのもおすすめです。
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