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アミノ酸の正体を明確に把握していない方も多いのではないでしょうか?似たような場面でよく使われるのがたんぱく質です。
この2つが混同することもしばしば。ワークアウト女子の方なら、「運動後に良いのはプロテイン?それともアミノ酸?」と迷った経験はありませんか?今回は、そんなアミノ酸の基礎知識をご紹介いたします。
アミノ酸はたんぱく質の最小単位
プラモデルのロボットを思い浮かべてみてください。
腕や足などのパーツ → ペプチド パーツを構成する部品の1つ1つ → アミノ酸
分解過程 たんぱく質(完成形) → 数十~数万個のアミノ酸で形成。十二指腸・胃でペプチドに分解 ↓ ペプチド(パーツ)→ 数~数千個のアミノ酸で形成。小腸などでアミノ酸へ分解 ↓ アミノ酸(部品1つ1つ) → たんぱく質はペプチドを経て、アミノ酸まで分解してはじめて体内に吸収できる
アミノ酸の役割 アミノ酸は、髪や爪、血液・皮膚・臓器・筋肉などの材料になります。さらに全身に酸素を運ぶ、ウィルスと闘うなど、アミノ酸は健康な生活をおくるためにあらゆる働きをしてくれています。
年齢・性別・ライフスタイルに関わらず、すべての方にとって必要な栄養素です。
アミノ酸とプロテインの使い分け
トレーニング直後には、吸収の速いプロテインがおすすめです。プロテインを日本語に直訳すると、たんぱく質。日本で『プロテイン』として市販されている製品は、パウダーを水に溶かすだけで良質なたんぱく質を摂取できる優れものです。
プロテインの中でも、吸収速度が速いホエイプロテインが運動直後のたんぱく質摂取に最適。
対して、アミノ酸はたんぱく質の最小単位。体内で分解する必要がなく、既に吸収される用意万全でプロテインよりも素早く吸収します。さらに、分解の手間が省けるということは、十二指腸や胃・小腸などの内臓への負担も軽減。
トレーニング後45分以内が「ゴールデンタイム」と呼ばれ、アミノ酸吸収率が3倍にまでアップします。運動後は、速やかに筋肉合成を促す栄養の摂取が理想的です。
ならば、プロテイン(たんぱく質)より吸収の速いアミノ酸を摂るべきではないか?
しかし、アミノ酸には欠点があります。BCAAやグルタミンなど、市販されているアミノ酸飲料の多くは「筋肉のエネルギー源」や「疲労回復」など、特定の分野に特化しているため、総合力にはプロテインよりも劣っているからです。
見た目に美しい筋肉を養い、痩せやすく太りにくいカラダを作るには、体内で生み出すことのできない9種類の「必須アミノ酸」が不可欠。
さらに、必須アミノ酸は1種類でも含有量が減ると、残りの8種類まで足を引っ張られて全体の吸収率が大幅に下がるという特性を持っています。
その点、ホエイプロテインは必須アミノ酸の含有量が9種類すべて100点。このことからも、一部分のスペシャリスト・アミノ酸飲料より、総合力を持つプロテインが勝者となります。
まとめると、運動後にはホエイプロテイン。疲労軽減やパフォーマンス向上など、一分野のスペックをアップさせたいなら、運動前や運動中に速攻で効くアミノ酸。という具合に、両者の特性を活かした使い分けをおすすめします。
おわりに今回は、知っているようで知らないアミノ酸の基礎的な知識について解説いたしました。アミノ酸はたんぱく質の最小単位であり、健康な生活をおくるのに欠かせない栄養素です。
また、髪や肌を美しく仕上げてさらなる美を目指す方や、ワークアウト女子にとってもアミノ酸のことを知っておけばより効率的なボディメイクが実現します。この機会にぜひ、覚えておいてくださいね。
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