こんにちは、エステティシャンの山口裕加里です。今日はNR・サプリメントアドバイザーとして、皆様に栄養の情報をお届けしたいと思います。今夏も日差しが厳しいですが、日焼け後のお肌のアフターフォローはできていますか?日差しを受けたあとの皮膚は炎症が起きている状態です。化粧品での外側からのケアも大切ですが、これだけ厳しい日差しや紫外線は体の内側にも影響が・・・。内側が受けたダメージケアにお勧めの『クリルオイル』という栄養成分についてお話致します。
◆オメガ脂肪酸とは?
最初にオメガ3脂肪酸とは、魚油に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)、亜麻仁油やエゴマ油(シソ油)などの植物油に多く含まれるα-リノレン酸などのことです。オメガ6脂肪酸というタイプの脂肪酸もあり、主にそれは調理油に含有されております。そのため、食生活では、オメガ6脂肪酸の摂取量が自然と多くなります。オメガ3脂肪酸は魚を食べたり、亜麻仁油を使うなどしないと摂取量が少ない状況です。オメガ脂肪酸は、どちらも体内に必要なものであり、またオメガ3とオメガ6のバランスがとても大切です。
◆妊娠前・妊娠中は『オメガ脂肪酸のバランスを!』
オメガ6の摂取量が高くなってしまうと、炎症が起きやすい体になってしまいます。赤ちゃんを産む前の女性がオメガ6ばかりとっていると、アレルギー体質の子どもが生まれることがあります。だからといってオメガ3脂肪酸ばかり摂ると、やる気をあまり感じれない大人しい人間を作ってしまうのでは?と言われています。体内のオメガ3とオメガ6は、バランスがとても大切です。とても良いとされているバランスは、オメガ3:オメガ6=2:1とされています。調理油で多く使われているものが、オメガ6なので、オメガ3はかなり意識して摂る必要があるかもしれません。
◆オメガ3脂肪酸の効果
オメガ3脂肪酸は、様々な効果をもちます。主に言われるのが抗炎症作用という、炎症を抑える効果があります。お肌でいうと、ニキビなどの赤みを抑えたり、日焼けで傷んだ皮膚の修復に役立ちます。その中でEPAは、血液サラサラの効果をもち、DHAは脳の活性化に役立つと言われています。しかし、最近ではオメガ3脂肪酸を摂っても、オメガ3の効果を発揮する前にエネルギーに使われてしまったり、脂肪として蓄積されてしまうということが言われていることもあります。それじゃあ意味がないじゃないか!と思いませんか?それが意味のあるオメガ3脂肪酸が発見されたのです!体内に素早く吸収され、細胞膜に入り、栄養を届けることができる新タイプのオメガ3脂肪酸!その名も『クリルオイル』です。
◆クリルオイルとは?
クリルオイルは、魚の釣りの餌に使われるオキアミから抽出した油です。このクリルオイルには、DHAもEPAも豊富に含まれております。油なのに水と混ざり合うことができる不思議な油で、水とも混じり合うことができるので、人間の血液と混ざりあうことができます。この性質が、体内に素早く吸収され、細胞膜に入り、オメガ3脂肪酸の効果を届けることができる証拠です。
◆クリルオイルは抗炎症効果抜群!
クリルオイルには、EPAやDHAの魚油だけでなく、アスタキサンチンという抗酸化成分も豊富に含んでおります。このアスタキサンチンがあることで、クリルオイルが酸化しないように守られます。またクリルオイルを摂ることで、アスタキサンチンの栄養を体の隅々にまで届けることができます。体も、徐々に徐々に錆びていってしまいます。車の修理のように、体のパーツを修理には出せませんが、栄養を補ってあげることで、使いすぎている体を守ってあげることに繋がります。
◆まとめ
オメガ3脂肪酸は、非常に抗炎症効果に優れています。しかし、現代の食環境はオメガ6が多く出ております。特にこれから出産などを考えている方は、体内のオメガ環境をバランスよく保ちましょう。また、これだけ暑い日が続きますので、化粧品だけでなく内側からのケアとして『クリルオイル』をお勧め致します。