サルコぺニアとは、ギリシャ語で「筋肉減少」という意味です。ただ太っているだけでなく、加齢とともに著しく筋肉が減り、体の中が脂肪だらけになってしまう症状のことです。
サルコぺニア肥満になりやすい人は?
もともと筋肉は加齢とともに減っていきます。40代以降は1年に1くらいずつ減少してしまいますが、
若い頃に筋トレや運動で鍛えていなかった方は特に筋肉の衰えが早く、筋肉がどんどん減ってしまう傾向にあります。その結果サルコぺニア肥満になりやすいと言われています。サルコぺニア肥満は一目でそれとわかるような太り方ではなく、一見そんなに太っているように見えなくても調べてみるとサルコぺニア肥満であるケースがほとんどです。知らず知らずにサルコぺニア肥満の症状が進んでしまうかもしれません・・・。
サルコぺニア肥満かどうかをチェック!
サルコぺニア肥満かどうかは、自分でチェックすることができます。まず身長からみた体重の割合を示す体格指数「BMI」を計算します。
体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例:身長160cm、体重65kgの人のBMIは次の式で求められます。
65÷1.6÷1.6=25.39
BMIが25以上であれば肥満となります。それに加えて女性の場合筋肉率が22%未満であればサルコぺニア肥満だと言えます。筋肉率は体組成計つきの体重計で調べることができます。
自分でできる筋肉率チェック!
最近筋肉が落ちてきたな・・・?と思う方は自分でできる筋肉率チェックをしてみましょう!
□立ったままの状態で靴下が履けない
□片足立ちを60秒以上できない
□いすに座った状態で片足で立ち上がれない
この3つの項目に1つでも当てはまる方は、筋肉が衰えてきているかもしれません。
筋肉を付けてサルコペニア肥満を予防・改善!
例え衰えてしまっても、年齢に関係なく筋肉は付けることができます!サルコぺニア肥満を予防・改善するためには運動と食事の両面からのアプローチが重要になります。
筋トレ後の30分以内にたんぱく質を摂ると、効果的に筋肉が作られることが最近の研究でわかっています。
いかがでしたでしょうか?年齢とともに衰えてしまう筋肉。若い頃に運動の習慣がなかった方や筋肉を鍛えていなかった方は特にサルコぺニア肥満に注意が必要です。今からでも遅くはありません!少しずつでも筋肉を付けてサルコぺニア肥満を予防・改善しましょう!