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太っているわけでもないのに、お腹がぽっこりと膨らんでいる。食べるとすぐにお腹がぽっこりと出てしまう。ダイエットを頑張って痩せたのに、お腹だけがぽっこりしている・・・などなど。あなたのお腹ぽっこりの中身は何でしょうか?考えられるお腹の状態を5パターンに分けて解説します。
◆典型的な皮下脂肪型運動が嫌いなわけでもなく、アクティブな生活を送っているのにお腹がたぷたぷ。昔はもう少しお腹に腹筋の割れ目が見えたのに・・・。しかし、食欲旺盛で食べることが大好きだったりしませんか?いくら体を動かしていても、それを上回るエネルギーを摂取すると皮下脂肪はどうしてもたまってしまいます。体を動かしていれば内臓脂肪はそんなについていないと思いますが、食べる量をセーブする必要があるかもしれません。
◆ダイエットによる下腹部ぽっこり型
下腹部以外の部分はとてもスリムなのに、下腹部にはぽっこりと膨らみがある方。皮下脂肪は薄いのにお腹に腹筋が見えない、女性に多いタイプです。ダイエットを続けていると、エネルギー不足を補うために筋肉が分解され、そのタンパク質がカラダを動かす燃料に回されます。これによって筋肉量が減り、基礎代謝も減ってカラダが省エネモードになってしまいます。すると、食べる量は普通でもエネルギーが余って体脂肪が溜まりやすくなります。少し太ったな、と思うとまた食べないダイエット。それを繰り返すうちに腹筋が痩せ細り内臓を押さえる力を失って下腹部がぽっこりと出てしまいます。ダイエットをするなら、やはり運動は必要不可欠ということを頭に入れて、食べないだけのダイエットはやめましょう。
◆早食いによる胃腸負担型
忙しく働く方や、子育てに追われてゆっくり食事を取り辛いママに多いのがこのタイプです。よく噛まずに早食いをしてしまうため、咀嚼されていない状態の食べ物が胃腸に放り込まれます。すると、消化吸収に時間を要するために食べ物が胃腸を膨らませてお腹をパンパンにしてしまいます。お腹が膨らむ割りには、すぐにお腹が空いてまた食べてしまいます。脳の視床下部の満腹中枢が「満腹になった」と判断するまで、食べ始めてから15~20分かかります。よく噛まずに早食いをしていると満腹中枢が満足できず、いつまでも満腹になりません。食事は良く噛んでゆっくりと味わい、消化で胃腸に負担をかけないようにすることが大切です。
◆腹直筋パワー不足型
お腹自体がぽっこりと膨らんでいるのではなく、姿勢が悪いせいでお腹が出ているように見えるのがこのタイプ。お腹を出す姿勢になる人は腹直筋が弱いことが多いのです。肋骨と骨盤の恥骨を結ぶ腹直筋は、骨盤の位置を保つために働いています。腹直筋の力で恥骨が引き上げられると、骨盤がやや起きた状態になります。これが、背骨がキレイにS字カーブを描く正しい姿勢の土台。しかし、恥骨を引き上げる腹直筋の力が弱いと骨盤が前傾して腰部が前に出てきてしまいます。このタイプは腹筋で腹直筋を強化することが必要です。
◆内臓脂肪型
内臓脂肪型肥満によってお腹がぽっこりと出ているのがこのタイプ。これはお腹とヒップのサイズを測ることで測定できます。まず、お腹が一番出っ張っているところを測ります。次に、お尻が一番出っ張っているところを測ります。数値が出たら、お腹÷お尻を計算します。 (例) お腹70cmでお尻が90cmの場合、70÷90で0.78
この値が男性で1.0以上、女性で0.9以上だと内臓脂肪型肥満だと言われます。お尻よりもお腹のサイズのほうが大きく、お腹の出っ張りもかなりのボリュームに。腹腔内にぎっしりと詰まった内臓脂肪が内側からお腹を膨らませているのです。内臓脂肪はそのまま放置すると生活習慣病のリスクが高くなると言われています。内臓脂肪は運動で代謝されやすいので、腹筋を鍛えるよりは有酸素運動を行うようにしましょう。
◆最後にいかがでしたでしょうか?あなたのお腹ぽっこりのパターンはわかりましたか?食べないダイエットや早食い、運動をまったくしない生活がお腹ぽっこりの原因となってしまいます。食べ過ぎには注意しつつ、栄養バランスのよい食事をよく噛んで味わい、適度な運動を習慣にすることがぽっこりお腹予防・解消につながります。
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