2月も後半となると、すでに花粉症が始まっている方も多いのではないでしょうか。鼻水やくしゃみ、目のかゆみ、目の充血、のどのかゆみ、そして肌荒れなど、本当に厄介ですよね。かく言う私は、小学生の頃から20年以上も重度の花粉症に苦しんできました。
そんな、筋金入りの花粉症の私でしたが、数年前から症状がほとんど(時には全く)出ません!本日は、どのようにして花粉症とサヨナラすることができたのか、お伝えしたいと思います。
どんな花粉症対策があるの?
まずは、世間一般的な花粉症対策について。
花粉症対策のひとつに、定期的に注射をすることで体内の過敏性を低くする、「減感作療法」というものがあります。昔から存在する治療法です。ところが結果はまちまちで、100%完治するとは言えないのが現状。治ればラッキーですが、完治の保証がないのに定期的に注射をし続けるなんて、子どもはもちろんのこと、大人にとってもつらいですよね。
他には、飲み薬・サプリメント・お茶・マスク・アロマオイル・花粉ブロックスプレーなど、「花粉症大国ニッポン」ならではの対策がいろいろとあります。いずれも、「その場しのぎ」としては効果を感じられるものばかり。
ですが、花粉症の人なら誰もが、その場しのぎではなく、根本的な花粉症対策を望んでいることと思います。
糖質制限で花粉症とサヨウナラ!
私の場合は、糖質オフ(糖質制限)をすることで花粉症を解消できました。実践したのは、糖質食品が大好きな私でもできた、わりとゆるやかな方法です。ストイックな糖質オフではありません。それでも花粉症のつらさが過去のものになったのですから、こんなにうれしいことはありません。
白砂糖や小麦粉といった糖質食材は、アレルギーの元である「アレルゲン」になりがちです。自分では気が付いていなくても、実はこれらの食材にアレルギーを持つ人は少なくないのです。糖質をセーブすることで花粉症が改善した私が、まさに当てはまります。
砂糖や糖類、炭水化物が、「糖質」です。世の中の食べ物や飲み物は、想像以上に糖質がたっぷり。炭水化物だけを見ても、ご飯・パン・麺類・いも類など、主食となるものは、糖質を多く含みます。
普段の食生活において、これらをすべてカットすることは大変です。しかも、からだのために必要な栄養素が含まれている糖質食材もありますので、すべてカットする必要はありません。
花粉症対策には、何を食べたらいいの?
ではどうしたらいいのかと言いますと、完全に糖質を断つのではなく良質な糖質フードを選ぶことをおすすめします。例えばパンでしたら、小麦粉ではなく全粒粉が使われているものを選ぶ。さらに栄養面を考えるなら、パンよりご飯を選ぶ。
スイーツ好きの方でしたら、白砂糖たっぷりのチョコレートより、カカオの配合率が高いダークチョコレートを選ぶ。さらに可能なら、白砂糖よりハチミツやてんさい糖が使われているものを選ぶ。
麺類が食べたい時は、小麦粉でできているうどんより、ポリフェノールが豊富なそばを選ぶ。そのそばも、できたら小麦粉の割合が低い二八そばか十割そばが理想的。
根菜類に関しては、滋養強壮力のある山芋や、食物繊維が豊富なさつまいもやごぼうなど、栄養価が高いものが多いので、糖質はあまり気にせずいただきましょう。
以上のように、ふだん食べているものを無理にがまんするのではなく、置き換えるだけ。また、私は食べることが大好きなので、外食だけは何を食べてもいいことにしています。これならトライできそうな気がしませんか。
まとめ
再び花粉症に襲われないよう、花粉症の時期は上記のことを意識したゆるい糖質制限の食生活を送っています。いろいろ書きましたが、実践していることは意外と簡単です。パンとパスタとお菓子をいつもより控えるだけ。とは言っても完全に口にしないわけではないので、食べられないつらさはありません。
私は医師ではないので、これで花粉症が治ると断定はできませんが、アレルゲンを控えることは、少なからずプラスに働いてくれるはず。花粉症の症状が軽くなることを期待して、日々の食生活を少しだけチェンジしてみませんか。