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ケトン体という言葉を聞いたことはありますか?ケトン体ダイエット、アトキンス式ダイエットと呼ばれ、ケトン体を利用して脂肪燃焼を促進させるダイエット法があります。ケトン体は一体何なのか、ケトン体ダイエットの効果やメリット、デメリットについてお話します。
目次 ケトン体とは?
肝臓の代謝により、脂肪が姿を変化させたものがケトン体です。詳しく言うと、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称がケトン体。
体内でこのケトン体がいつ作られるのかというと、糖が不足した時。糖質制限ダイエットをするとケトン体が作られます。
人間の体は、基本的に糖質をエネルギーとして動いています。糖質不足すると、肝臓の代謝機能が働き脂肪をケトン体に変え、第2のエネルギーになります。血液中のケトン体は体中に運ばれ、筋肉、脳、内蔵のエネルギーとして使われます。
ケトン体ダイエットのやり方
正しいケトン体ダイエットの方法は以下のやり方だと言われています。
1.糖質(炭水化物)の摂取を1日のカロリーの5%にする食生活を2週間続ける。
2.次の1週間で糖質(炭水化物)の摂取を5%から6%、10%、と少しずつ元に戻していく。
例えば、1日の摂取カロリーが1500kcalの場合は糖質はその5%の75kcalまでに抑えます。ご飯なら、白米1膳(160g)が269kcalですので、1日に白米1膳の1/3以下の量に糖質(炭水化物)の摂取量を抑える必要があります。
また、2週間この糖質制限を続けた後、少しずつ糖質(炭水化物)の摂取量を元に戻す時には注意点があります。
いきなり糖質(炭水化物)の摂取カロリーを多く摂り過ぎないこと。そして、少しずつ元に戻す時には太らない炭水化物の量を自分で把握していくこと。
もともとケトン体質の方は炭水化物を多く摂取しても脂肪燃焼しやすいと言えますが、そうでない場合は炭水化物の摂取量を調整していかないとなりません。
自分の体調を見ながら、2週間の糖質制限と1週間の調整期間という3週間で行うのが正しいケトン体ダイエットとされています。
糖質は1日50gに制限するとケトン体質に
ケトン体ダイエットには医師の間でも賛否両論あり、糖質は制限し過ぎてはいけないという意見もあります。
私がダイエットインストラクターの資格を取得した日本ダイエット健康協会や日本肥満学会でも、1日のたんぱく質、脂質、糖質の摂取割合(PFCバランス)はたんぱく質が15%、脂質が25%、糖質が60%が良いと推奨しています。
しかし、糖尿病やアルツハイマーの治療の中で、糖質制限を続けていくことで回復していく例が多数あり、今はPFCバランスを見直すべきという声も多くあります。
医師であり”「ケトン体」こそ人類史上、最強の薬である”の著者、宗田哲男氏はケトン体をエネルギー源にして生きることが健康への近道だと著書で述べています。
宗田哲男氏によると、ケトン体質になるには、できれば糖質を1日50gに抑えるのがおすすめだそうです。
宗田哲男氏の唱えるケトン体による康効果について、詳しく知りたい方はぜひ一度著書を読んでみてはいかがでしょうか。
ケトン体ダイエットの効果
ケトン体ダイエットによって糖質制限を行うと、次のような効果が期待できます。
『ブドウ糖エンジン』で動いていたのが『ケトン体エンジン』に変わることで、肝臓がきちんと働くようにもなります。
ケトン体ダイエットが終わった後も自分に合った炭水化物量の食生活を続けていけば、太りにくい体を目指せるでしょう。
ケトン体ダイエットのメリットとデメリット
ケトン体ダイエットのメリットは前述したケトン体ダイエットの効果のとおりですが、ダイエット以外のメリットとしては、糖尿病予防や治療、アルツハイマーやうつの予防や治療にも役立つと言われています。
一方、ケトン体ダイエットのデメリットはケトン体質になると体が酸性に傾くため、体臭が甘酸っぱくなる場合があること。いわゆるダイエット臭とも呼ばれるケトン臭のことです。
また、よく指摘されるケトン体ダイエットや糖質制限による危険性は栄養不足。ただ、これは普段の食事から糖質だけを抜いてしまうやり方が問題なのです。
糖質を控えたら、その分肉や野菜などを多く摂れば栄養不足にはなりません。特に肉や魚、大豆製品、卵などのたんぱく質はダイエットにも美容、健康にも欠かせません。ダイエット中でもしっかり摂ることが大切です。
上手にケトン体ダイエットをするポイント
ケトン体ダイエットをして糖質制限をする際には、糖質以外のたんぱく質、脂質は制限しないようにすることがポイントです。
肉にはたんぱく質、脂質だけでなくビタミン、ミネラルなど様々な栄養素を含んでいます。ダイエット中でも積極的に食べるようにしましょう。
その他にナッツ類、チーズなどの乳製品、アボカドもおすすめ。野菜や海藻、きのこ類もしっかり食べると良いですね。
お酒を飲みたい場合は糖質が比較的少ない焼酎、ワインをたしなむ程度ならOK。
油を摂るのには中鎖脂肪酸を豊富に含むココナッツオイルが最適。普通の植物油の4〜5倍の速さでエネルギーに変わっていきます。
ケトン体ダイエットのまとめ
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