8月も後半戦に突入!長く続く暑さで夏風邪をひいてしまったり、体調を崩してしまったという方も多いのではないでしょうか。夏の不調といえば、疲れやすかったり、無気力になったりと特徴のある症状が多いですが、これらは自律神経が原因かもしれません。自律神経が乱れないようにするには?残暑を元気に乗り切るコツをご紹介します。
夏の不調の原因は?
外はうだるような暑さ。日差しも照り付ける夏。しかし室内に入ればエアコンでキンキンに冷えている、というように、1日のうちに暑い環境と寒い環境を繰り返し体感するのが多いのが夏です。
交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行われている状態であれば、そういった寒暖差がある状況の中でも、からだがしっかり順応し、環境にあわせた体温調整が行われます。
しかし、交感神経と副交感神経の切り替えが上手くいかず、自律神経が乱れた状態では、体温調整ができずに代謝も落ち、体がだるくなったり、無気力になったり、疲れやすくなるなどの症状が現れてしまうのです!
あなたの自律神経は大丈夫?
自分の自律神経の状態はどんな状態なのでしょうか?下記の症状で1つでも当てはまる項目があれば、自律神経が乱れているかもしれません。
・体がだるい
・立ちくらみがする
・全身の疲労感がある
・気力が起きない
・食欲がない
・下痢または便秘が起こっている
・階段を昇るのが辛い
自律神経の乱れは、夏の間だけではなく、季節の変わり目をはじめとした気温の変化や、環境の変化にも影響されやすいと言われていますので、ご注意を!
内蔵は絶対に冷やさないように注意!
夏の間の暑い時期は、どうしても冷たいドリンクや冷たい食べ物などが食べたくなりますが、冷たくカラダを冷やす食べ物の摂り過ぎは内蔵を冷やすことにつながります。
内蔵が冷えてしまうとカラダの血行が悪くなり、代謝や体温調整を担当している自律神経の働きが低下し、カラダの不調の原因になってしまいます。
暑い時期でも、飲み物にはなるべく氷を入れないようにし、常温で飲むように心がけると内臓を冷やしません。
また生野菜や素麺、冷奴などをはじめとした、からだを冷やしてしまう食べ物だけではなく、火を通した温かい料理を摂る様に努め、できるだけ内臓を冷やさないようにしましょう。
温めのお湯に「全身」で浸かる!
スマホやパソコンのモニター画面を見続けることが多い私たちは、副交感神経よりも交感神経のほうが優位になりがちになります。
交換神経が活発になりすぎると、リラックスできなかったり、寝つきが悪くなるなどして質の良い睡眠がとれなくなってしまうのです。
ではどうしたら副交感神経を高めることができるのでしょうか。それは意識的にリラックスすることです。生活の中で取り入れるとすれば、バスタイムにぬるめのお湯に全身で浸かるのがおすすめ。
お湯の温度は体温+2度が一番リラックスできるといわれる温度のため、38度~39度の、ぬるめがベストでしょう。
カラダに水圧がかかると血流が促されるので、ぬるめのお湯であっても、半身浴ではなくカラダがお湯に触れる面積が広い「全身浴」で、ゆっくりとリラックスするバスタイムを過ごすようにしたいですね。
早めの就寝を心掛ける
また睡眠でも副交感神経を優位にできます。睡眠と関わりがあるホルモン、「メラトニン」は、副交感神経を活発にしたり、免疫機能をアップしたりする役割があるといわれています。
メラトニンは朝、起床してから15時間後に分泌量が増え、深夜にピークを迎えます。メラトニンを充分に分泌させるためには、このピーク時に眠っていることがベストです。健康のためにも、美しいお肌のためにも、少しでも早い時間に眠るようにしましょう。
就寝時になかなか寝つけないという時は、目を閉じて意識的に深い呼吸をするようにしてみてください。呼吸が浅いと交感神経が優位になってしまいますが、呼吸が深いと副交感神経が優位になり、リラックスしつつ眠りにつくことができるでしょう。
終わりに
「内臓を冷やさない」「毎日ぬるめのお湯に全身浸かる」「なるべく早く就寝する」。この3つのことを実践していけば、自律神経が整ってきて体調にも違いが出てくるのを感じられるはずです。残暑が厳しい日本の夏の不調を解消して、健やかな毎日をお過ごし下さい。