太りたくない!ダイエットをして痩せたい!そう思った時によく選びがちなのが、カロリーゼロやノンオイルの食品。しかし、ダイエットに良いと見られがちな食品が、実は逆にダイエットの妨げになる場合も!今回は注意したいダイエットに向かない食品についてお話しします。
カロリーゼロ・カロリーオフ表示は要注意
カロリーゼロという表示があるからといって、いくら食べても良いと思ったら大間違い!カロリーゼロは、100gまたは100mlあたり5kcal未満なら表示できるのです。つまり、カロリーゼロ飲料の場合は500mlで25kcalになることもあります。カロリーゼロだからといって、500mlのペットボトルを何本も飲んでいたら、それなりにカロリーを摂ることになりますね。
また、カロリーオフは100gまたは100mlあたり40kcal以下であると表示できます。カロリーオフ飲料の場合は500mlで200kcalになることもあります。カロリーオフにも要注意ですね。
そして、カロリーゼロ食品は血糖値に作用して太りやすくなるという研究結果もあります。甘みの感覚が麻痺したり、依存性が強かったり、ダイエットには逆効果になることも。カロリーゼロ、カロリーオフだからといって油断はできないのです。
ノンオイルは糖質に注意
ドレッシングやマヨネーズなど、ダイエット中にはノンオイルタイプを選びがち。しかし、オイルが入っていない分、糖質が高い場合が多いので注意が必要です。昔は油抜きダイエットが流行ったことがありました。食べる物全てから徹底的に油を抜く方法です。このダイエットは肌の乾燥を招いたり便秘になるなどの危険性がありました。
最近では、ダイエットには油を抜くより糖質を控える方がよいと認識されています。過度に油を抜くダイエットは体にも肌にも悪影響を及ぼすのです。ドレッシングやマヨネーズは、油によるカロリーよりも血糖値に作用する糖質の量に注意して選ぶ方が良いでしょう。
無脂肪牛乳・低脂肪牛乳は太りやすい!?
ダイエットを考えて牛乳を選ぶなら、当然無脂肪、低脂肪と思っていませんか?確かに脂質やカロリーは低く作られていますが、大きな落とし穴があるのです。
牛乳に多く含まれている乳糖(ラクトース)という糖質は、体内の酵素によって分解されて血流に吸収され、血糖値を上げます。この乳糖の吸収を穏やかにするのが脂肪分。無脂肪牛乳や低脂肪牛乳には、脂肪分が全く含まれていない、まあは少ないので、乳糖が吸収されやすく血糖値が上がりやすくなってしまうのです。
最後に
ダイエットに良いだろうと思い込み、普段から口にしている食品が、実は逆に太る原因となっているかもしれません。カロリーや脂質より、気にすべきは糖質やGI値。いかに血糖値の上がり下がりを抑えるかが、ダイエット成功の分かれ道なのです。