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昨日からご紹介している『隠れ炎症』についての後編です。肥満やストレス、不規則な生活などが原因となり、体と肌を老化させてしまう『隠れ炎症』。先日参加した『隠れ炎症』についてのセミナーのレポートとともに、隠れ炎症の対策方法をご紹介します。
◆『隠れ炎症』の肌への影響は?
セミナーでは、米井嘉一氏(同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター教授)、山田利光(氏杏林製薬株式会社 スキンケア研究所 所長/薬学博士)」、鈴木綾子氏(美容家)の対談が行われました。美容家の鈴木絢子氏にとって、気になるのはやはり肌への影響。私たちにとっても、やはり隠れ炎症が肌を老化させてしまうというのは気になりますよね。
米井嘉一氏のお話によると、隠れ炎症による肌への影響は、シミ、シワ、くすみ、たるみをはじめ、ごわつき、かさつき、毛穴の開きなど見た目の老化が挙げられるとのこと。対策方法としては、まずは保湿。特にお風呂上りの肌は乾燥しやすいので、ワセリンなどですぐに保湿をすることが大切。また、スキンケアではバリア機能を整えるセラミド配合の化粧品を使うのがおすすめとのこと。肌を酸化ストレスから守るためには、紫外線対策も必要です。化粧品の使い過ぎや肌の擦り過ぎなどに注意し、正しいスキンケアを行うことで隠れ炎症による肌ダメージは軽減することができます。
◆隠れ炎症を予防する食生活
隠れ炎症を予防するためには、毎日の食生活が大切です。体を酸化させてしまう脂っぽい食事やジャンクフード、添加物の多いレトルト食品などは控え、バランスの良い食事を心がけましょう。旬の野菜や果物などは栄養価が高く、抗酸化作用を持っていますので、積極的に摂りたいですね。また、腸内環境を整えるために食物繊維や発酵食品、乳酸菌を多く含むヨーグルトを食べることも有効です。糖質の摂り過ぎにも気を付け、血糖値の急上昇を招かないように、食事は野菜から、よく噛んで食べるようにしましょう。
◆隠れ炎症を予防する運動習慣
年々衰えていくのが筋肉。普段運動習慣がない方も、隠れ炎症を予防するために運動を習慣付けましょう。無理して極端にハードな運動をする必要はありません。米井嘉一氏によると、週3回の筋トレと、毎日15分余分に歩くだけでいいそうです。大きな筋肉は下半身に付いていますので、スクワット30回がおすすめです。筋トレによって筋肉を保てば、糖質を消費してAGEsが減らしやすくなりますし、ダイエットにも効果的です。また、内臓脂肪を減らすには有酸素運動が有効です。ジョギングやダンスなどハードなものではなく、毎日の生活の中で、15分余分に歩くだけでもいいのです。ぜひ実践してみて下さいね。 ◆隠れ炎症を予防するメンタルケア
糖化ストレス、酸化ストレスと同様に、心身のストレスも隠れ炎症を招く大きな原因となります。仕事や人間関係でストレスを抱えている場合は、その解決方法を探したり、自分なりにストレスをため込まないように工夫することが大切です。また、良質な睡眠は精神を安定させるだけでなく、睡眠を司るメラトニンというホルモンがAGEsを分解します。メラトニンを充分に分泌させるためには、寝る前には入浴でリラックスをし、部屋の灯りを落として、仕事のことや悩み事などを考えるのはやめましょう。寝る直前までスマートフォン、PCの画面を見ることは交感神経を高ぶらせてリラックスできませんので、注意しましょう。
◆最後に2日間に渡り、隠れ炎症の原因と対策についてご紹介致しました。40代を過ぎると、ほとんどの方が隠れ炎症を抱えているそうです。隠れ炎症を予防することは、肥満防止やダイエット、肌のエイジングケア、健康維持などにつながります。正しい食生活と運動習慣、メンタルケアでいつまでも若々しく健康でいたいですね。
■参加セミナー2015年1月15日 『隠れ炎症を考える会メディアセミナー「老化と炎症」-40代になると要注意! 隠れ炎症とは-』 主催:隠れ炎症を考える会
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