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今注目されている『隠れ炎症』をご存じでしょうか?風邪で喉が腫れたり、アレルギーで肌が荒れるような目に見える炎症とは違い、自覚症状のない炎症のことです。肥満やストレス、不規則な生活などが原因となり、体と肌を老化させてしまいます。先日参加した『隠れ炎症』についてのセミナーのレポートとともに、『隠れ炎症』の原因と対策を2回に渡ってご紹介します。
◆隠れ炎症とは?
米井嘉一氏(同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター教授)より、隠れ炎症とは何か、隠れ炎症が起こる原因についてお話頂きました。人間の体内では、全身のあちこちで自覚症状の無い小さな炎症が常に発生しています。それが慢性化した状態が、隠れ炎症。原因としては、肥満、食生活の偏り、疲労・過労、ストレス、不規則な生活、座りっぱなしの生活、便秘、大気汚染、紫外線など日常生活の様々なこと。
特に注目すべき原因は肥満。体の中で最大の内分泌器官である脂肪細胞は、太ると炎症性サイトカインを大量に分泌します。太ることは隠れ炎症を発生させてしまう大きな原因です。隠れ炎症を放っておくと、血管、筋肉、骨、内臓、皮膚など体内のあちこちで劣化・老化が進行していきます。それにより、動脈硬化、糖尿病、高血圧などの生活習慣病を招いたり、シワ、シミ、くすみ、たるみなど、見た目の老化にも表れてくるのです。
◆あなたは大丈夫?隠れ炎症度チェック
次のうち、当てはまるものにチェックを入れて下さい。あなたの隠れ炎症度をチェックしてみましょう。 回答は隠れ炎症を考える会でご確認下さい。
□脂っこい食事を好んで食べる □喫煙習慣がある、もしくは喫煙習慣があった □紫外線対策を忘れがち、もしくは怠っていたことがある □便秘気味だ □毛穴が目立つようになってきた □寝跡が消えにくくなってきた □会議室やレストランで、自分だけ「寒い」と言ってしまうことがある □肩こりや腰痛が慢性的になってきた □デスクワークやPC作業で座りっぱなしの時間が長い □肌が乾燥しやすい □口が渇きやすい □咳やたんが出やすい □ダイエットしても痩せづらくなってきた □階段ではなくついエスカレーターを使ってしまう □休日は家にいることが多い □周りの人にイラっとしてもガマンしてしまう事がある □ストレスをためやすい方だと思う、ストレスが多い □心から笑っていない、と思う事がある □睡眠時間はだいたい6時間以下だ □夜寝る前に、スマホやPCをチェックする
◆糖質の摂り過ぎにご注意!
甘い物や炭水化物など、糖質の摂り過ぎによる糖化も、隠れ炎症を招く原因の一つ。糖化とは、体内でたんぱく質と糖質が結合し、劣化・変性する生体反応です。蓄積すると『AGEs(糖化反応最終生成物)』という老化促進物質が作られます。AGEsが炎症性細胞のAGEs受容体と結びつくと、炎症性サイトカインの合成がスタートしてしまうのです。糖質は甘いお菓子ばかりではありません。炭水化物や調味料などにも糖質が含まれていますので、摂り過ぎないように注意しましょう。
■参加セミナー2015年1月15日 『隠れ炎症を考える会メディアセミナー「老化と炎症」-40代になると要注意! 隠れ炎症とは-』 主催:隠れ炎症を考える会
明日は山田利光(氏杏林製薬株式会社 スキンケア研究所 所長/薬学博士)」、鈴木綾子氏(美容家)を交えた対談の模様と、隠れ炎症の対策をご紹介します。
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