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仕事や家事、勉強などを頑張った後。エネルギーを使ったことで「お腹すいた！」と感じて食べるのは本当に美味しいですよね。この、「お腹がすいた！」の感覚を大切にすることでダイエット効果を上げることができます。また、空腹時には様々な美容効果も！今回はキレイを作る空腹のお話です。
◆ウソの食欲、本当の食欲
本ダイエットマニュアルで何回かご紹介している食欲について。食欲には2種類あることはご存知でしょうか？1つは時間が来たからお昼ご飯を食べようとする習慣や、食べ物のいい匂いを嗅いで食べたくなる『認知性食欲』。2つ目は空腹時間が長くなり、胃の中が空になって血糖値が下がり食べたくなる『代謝性食欲』です。認知性食欲は言わばウソの食欲。代謝性食欲を感じた時にだけ食べて、ウソの食欲を感じた時には食べないようにコントロールする。これが上手く出来ればダイエットがもっとスムーズに進むはずです。
◆お腹が鳴るのを楽しむ！
「ぐ～っ」とお腹が鳴るの原因は、お腹がすいた時と食べ物を消化している時があります。お腹がすいた時は胃の伸び縮みが活発になり、中の空気が圧縮されています。胃の中に食べ物がなく、キュッとつままれている感覚ですよね。これを『空腹時収縮』と言います。この時は胃や腸から残った食べカスなどを排出するお掃除タイム。まさに、空腹がキレイを作っている最中なのです！お腹が鳴ったら、すぐに食べるのではく、「今、私はキレイになっている！」と思うようにしてしばらく空腹状態でいるようにしましょう。お腹が鳴ることを楽しむのです！
◆空腹がもたらす美容効果
空腹時には、胃腸から食べカスを排出してくれるだけでなく様々な美容効果があります。空腹になると、善玉ホルモンの『アディポネクチン』が分泌されます。これは血管を掃除する作用があります。血管がキレイになることで、肌艶が良くなり、シワ、シミなど肌トラブル改善に効果が期待できます。
また、空腹時には『長寿遺伝子（サーチュイン遺伝子）』にスイッチが入り、活発になります。サーチュイン遺伝子には、人の生命を司る働きがあり、細胞中のミトコンドリアを活性化してエネルギー効率を高めてくれます。つまり、サーチュイン遺伝子が活発になることで、皮膚細胞のターンオーバーが整い、シワ、シミ、たるみ、くすみなどあらゆる老化を食い止める効果が期待できるのです。
◆空腹でキレイを作る方法
1日中ダラダラと食べていて、空腹になる隙がないという生活はNG。胃腸のお掃除がされて、お腹が鳴り出し、「お腹がすいた！」と感じてから30分ほどは空腹状態を維持するのがおすすめです。その間、お茶やコーヒーなどカフェインの入ったものを飲むと吐き気やめまいの恐れが。空腹時は白湯やノンカフェイン、ノンカロリーの飲み物を少しずつ飲みましょう。そして、空腹状態から食事をする時はいきなりGI値の高いご飯やパンなどの炭水化物を食べるのは避けて下さい。血糖値が急上昇して脂肪を溜め込みやすくしてしまいます。まずは野菜、海藻類、きのこ類など食物繊維が豊富な食材から食べ、その後に肉や魚などのたんぱく質や脂質を摂り、最後に炭水化物を食べます。お腹いっぱいになるまでは食べず、「もう少し食べられるな」と思う腹8分目程度でストップすることもポイントです。
◆「お腹がすいた！」を楽しむ方法
空腹がキレイを作るというメカニズムをご紹介致しましたが、だからといって食べることが好きな方はなかなか空腹を楽しめないかもしれませんね。そんな方が「お腹がすいた！」を楽しむ方法は、イメージすること。空腹時に「今、私はキレイになっている！」と思うようにすることは前述しましたが、もう1つは「次に何を食べてキレイになろうかな？」とイメージすることです。空腹の後に食べるのはとても美味しいですよね。その時に何を食べるのかでもキレイになれるかどうかが決まってきます。いきなりケーキを食べてしまっては空腹を楽しんだことが無駄になってしまいます。
「ナッツを入れたサラダにアマニ由をかけて食べよう、その後は豚肉のホイル焼きを食べて、最後は自家製のパンを食べて、デザートにはイチゴを食べよう」など、具体的に体に良い美味しい食事を思い浮かべます。空腹の後に何を食べるかを決めて、あれこれイメージすることでそれが楽しみになり、モチベーションアップにつながります。また、趣味や仕事に没頭して「寝食を忘れる」ほど趣味や仕事に没頭することも一つの方法です。
◆最後に空腹状態があまり長く続くと、低血糖で貧血状態に陥ったり、血糖値がもともと高い方は空腹を作らないようにと病院で指導される場合があります。そういった方は無理に空腹にならないようにして下さい。ただ、1日中ダラダラと常に食べている生活は、ダイエットにも美容にもよくありません。適度に空腹を楽しみ、健康的な美しさを目指していきましょう！
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