カラダが辛くて今すぐ少しだけスッキリしたいとき、自分でほぐすよりも、誰かにちょっとだけココ押してと言えたらいいですよね？　会社の同僚や夫やお子さんに３分だけお願いして、ピンポイントマッサージで症状を緩和しましょう。遊座おおやま整骨院の喜屋武幸人院長に、誰にでも気軽に頼めるマッサージのポイントをお聞きしてきました！

湿気冷えと血行不良による腕のむくみと痛みは、三角筋をほぐす

梅雨時期の湿度はカビの発生や食中毒の原因になりやすいもの。カラダにとっても良い効果を感じるどころか不快感を覚える人が多いのではないでしょうか。連日雨が降れば室内屋外ともに湿度は80％にもなり、手足がむくみやすい上にシクシクと痛むことも。こんな時こそ、誰にでも気軽にお願いできるマッサージ法を知りたいですよね？ 喜屋武院長、腕のむくみや痛みがラクになるマッサージ法を教えてください！

喜屋武院長「湿度による腕のむくみや痛みをラクにするなら、『三角筋（さんかくきん）／上の写真の場所』のマッサージがオススメです。肩を上げる時にいちばん強く働く筋肉で、腕を動かすために必要な血液を指先まで送り出す、太い血管が通っています。ここが緊張すると血行不良を引き起こし、冷えやむくみにつながります。三角筋をほぐしてもらい柔らかくすることで血流が良くなり温まるので、手や指先の冷えもとれやすくなるでしょう」

ブラウスの袖の付け根が目安！

三角筋は、どのようにほぐしてもらえばよいでしょうか？

喜屋武院長「三角筋は、冬に『寒い寒い』と両手でさすってしまう位置にあります。誰かにお願いする時はブラウスやカットソーの袖の付け根の線が目印になりそうですね。ここから肘までの半分くらいが三角筋の大きさです。指先を丸めた手のひらを肩の横にそのままはめた位置がほぐす場所の目安になります。　だいたいの位置で大丈夫です」

丸めた手の形で両肩を掴み揉み、または、さするだけでも

どのようにほぐしてもらうのが効果的でしょうか？

喜屋武院長「三角筋は大きいので、手の温かさを感じやすい筋肉です。その特徴を生かして両肩を両手でぎゅっぎゅっと掴み揉みしてもらうといいでしょう。丸めた手の形で両肩を包むことができるので温め効果が期待できますよ。

または手のひら全体や手のヘリを使ってさするようにマッサージしてもらうのもオススメです。お子さんのいるご家庭なら『パーでなでなでして』とお願いするのもいいですね。小さいお子さんの手は大人より体温が高く柔らかいので、きっと気持ちいいと思いますよ。三角筋は毎日肩を持ち上げてくれる疲れやすい場所です。症状が改善されないときは、重くならないうちに専門の治療院に相談してくださいね」

今回おはなしを聞いた先生

遊座おおやま整骨院

喜屋武幸人　院長

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