お腹の調子を常に良い状態に整えることは難しいものですが、腸の健康維持により、お肌、お通じ・冷え性の改善など、多くの効果が期待できるといいます。全体的に体の調子がよくない時も、実は腸の不調に起因することも。では、腸の調子はどのように刺激し、整えるのがよいのでしょうか?腸を健康にするための4つの方法をご紹介します。
起床時コップ1杯の水分摂取で腸を刺激!
朝起きたらまずはコップ1杯のお水を飲みましょう。暑い時期はつい氷を入れたくなりますが、できれば常温のお水がベストです。お水以外なら、青汁、豆乳・牛乳、野菜ジュースやトマトジュースがおすすめ。
朝起きた時の胃に水分が入ると、大腸の上部が刺激されます。それをうけ、腸がぜん動を始めるため、スムーズなお通じにつながるためです。
この時、水分の量も重要です。少しの水分では腸を充分に刺激することができません。200ml程を目安として、ゆっくり飲まずに、一気に飲んでください。
お通じを良くすることが腸内環境を整える基本です。朝起きた後すぐの水分の摂取を習慣化し、腸を刺激することに努めましょう。
スプーン2杯のオイル摂取で腸を刺激!
朝一番の水分摂取とあわせてぜひ実践したいのが、スプーン2杯程度のオイルを摂ることです。
オイルが腸に届くと、オイルが便をコーティングして滑りを良くしてくれるため、スムーズななお通じに導いてくれます。
この時オイルをそのまま飲んでもよいですが、サラダや海藻類、豆腐などにかけて食べれば食物繊維もあわせて自然な形で摂ることができてより効果的。
おすすめのオイルは、アマニ油、エゴマ油です。この2つのオイルは加熱せず摂取してもオイルに含まれる栄養を劣化せずに吸収できるため、オイルをそのまま摂取するのに適しています。またこれらの入手が難しい場合は、オリーブオイルがおすすめです。
ヨーグルト&フルーツで腸を刺激!
起床後、水分とオイルをとったら、そのまま空腹状態にはしないで、腹6~8分目を目安に朝食を食べることが大切です。
この時、満腹になってしまうと、刺激にとどまらず、腸に負担をかけてしまうことになりますのでご注意下さい。
また乳酸菌と食物繊維で腸内環境を整えることを意識して摂取することも大切です。最もお手軽なのはヨーグルトにフルーツを入れた朝食。乳酸菌と食物繊維を同時に摂取することができます。
ヨーグルトにINするフルーツは何でもよいですが、キウイ、りんご、バナナなど、食物繊維が豊富なものがベスト。飽きが来ないよう、季節の旬のフルーツを入れて続けていきましょう。
ウエストを捻って腸を刺激!
最後の腸の刺激方法は、ウエストを捻ることです。腸はウエストを捻れば直接的に刺激を受けます。1日のはじまり、朝に実践してみましょう。
基本は立った状態で、ラジオ体操をするときのように両腕をブラブラと、左右の腰の後ろに回します。次に腰に両手を添えてウエストを捻ってみましょう。
または横になったまま、両膝を立て左右に倒してみてもOKです。
ご自身にあった無理のない方法でかまいません。ぜひ朝にウエストを捻り、腸を刺激しましょう。継続することで、お腹周りの贅肉の引き締めにも効果が感じられるかもしれません。
終わりに
実は、胎児の形成で最も早くつくられる臓器は、腸だということをご存知ですか?それだけ重要な臓器といえる腸。腸をほどよく刺激することで、カラダも心もスッキリとし、1日を気持ち良くスタートできます。
4つの方法はどれも難しくはありませんが、すべてを実践できない場合も、いずれか1つでも習慣に取り入れ、腸から始める健康&美容生活を実現させましょう。