爽やかな初夏を経て、じわじわと湿度が高めの寝苦しい梅雨が近づいてきています。気持ちのよい朝を迎え、1日を元気にスタートするには、就寝前の時間の使い方が大切。しかし、ついやってしまいがちな、スッキリ目覚めを妨害する悪い癖がついている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今すぐやめたい就寝前の悪習慣をご紹介します。
【悪習慣1】就寝前のアルコール
アルコールを飲む機会は圧倒的に夜が多いため、頻繁に飲み会に参加したり、毎晩晩酌をしているという方もいらっしゃると思います。
アルコールを摂取することはストレス解消にもなり、また就寝前のアルコールは入眠しやすくなるなど、体にとってよいこともあります。
しかし、アルコールは体内で分解されていくことで交感神経が優位になり、眠りが浅くなってしまうという側面があるのです。睡眠時間がは十分とっているのに朝スッキリと目覚められない、疲れが取れないという場合はアルコールが原因かもしれません。
就寝前にアルコールを摂取する機会はなるべく少なくし、毎日晩酌をしているという方は、週に2回は休肝日をつくるのがおすすめです。眠りを深くし、アルコール摂取に使う時間を睡眠にあてれば、翌日のスッキリ感とエネルギーに差が出ることでしょう。
【悪習慣2】就寝前のスマホの使用
家にいるときも、いつでもどこでもスマホをすぐ近くに置いているという方も多いと思います。スケジュール管理、SNSやカメラ、youtubeなど、必要なことがほぼなんでもできてしまうスマホは便利ですが、就寝前にスマホを使うと、健康や美容に悪影響があります。
スマホの画面から発光されるブルーライトによる安眠妨害や肌老化の影響が有名ですが、それだけではありません。
就寝前まで何かの画像やニュースサイト、ゴシップサイトを見ながら眠ってしまったりすれば、その内容が夢に出てきたり、刺激となって翌朝まで眠りが浅くなり、目覚めが悪く気分が落ちてしまうこともあるそうです。
様々なアプリを楽しめる大変便利なスマホですが、なるべく早い時間に長時間見るような事は控え、特に就寝直前につかうことはできるだけ控えたいですね。
【悪習慣3】ナイトウエアの長時間着用
夜お風呂に入ったら、ナイトウエア着替え、リラックス。1日の疲れを癒す大事な時間ですが、実はナイトウエアで長い時間を過ごすのは、なるべく避けたい習慣なのです。
ナイトウエアはしめつけないよう、動きやすいようにゆったりとしたゆとりがあるものが多く、通気性のある生地のナイトウエアはカラダを冷やす原因にもなるからです。
お風呂で折角温めたカラダを冷やしてしまうのも勿体ないことですが、人間は、カラダが温まってから、少しずつ冷めていく際に、気持ちのよい眠りにつくことができるといわれています。
よい眠りにつくために、入浴後はできるだけ早めにベッドに入り、カラダを冷やさないようにすることが大切です。カラダが温まった状態で眠りにつくことができれば、翌朝まで深くぐっすりと良い睡眠が取れるでしょう!
【悪習慣4】就寝前の食事
夜はカラダが脂肪を溜め込みやすい時です。ダイエットのためにも、夕食は就寝の3時間前までにとるのがよいといわれていますが、寝ている間にできるだけ胃腸に負担をかけないことが、翌朝の目覚めのためにも重要です。
夕食自体も、できれば消化に時間のかかる肉や油分が多いものは控えましょう。豆腐や野菜、きのこ類、海藻類中心のあっさり和食メニューが夕食としておすすめです。
夜中に少しお腹が空くくらいで寝ることができれば、翌日の朝食も美味しくいただけます。就寝前にお腹がすいて我慢できない場合は、水やドリンク類をはじめとした、胃に負担の少ない消化の良いものを少しだけお腹にいれてはいかがでしょうか。
終わりに
快適な朝を迎えるために、今すぐやめたい4つの悪習慣をご紹介しました。いずれも、なんとなくわかってはいるものの、実行に移すとなると難しいこともあります。まずはスマホをベッドには持ち込まない、完全なナイトウエアに着替えるのは就寝直前にする、など、意識的に変更できる行動を1つ実行してみてはいかがでしょうか。
悪習慣をなくしていき、寝苦しい季節も深い睡眠と寝覚めの良い朝を迎えられるようにしたいですね。