よく聞き慣れたアントシアニンは、紫の野菜の色素成分でポリフェノールの1種です。アントシアニンと言えばブルーベリーを始めとする果物が有名ですが、それだけではありません。
紫芋、茄子、赤シソなどの紫の野菜、そして何と黒豆にもアントシアニンはたっぷり含まれています。女子の美容と健康に必須の紫の野菜の魅力をお伝え致します。
眼精疲労の予防や改善、機能回復
アントシアニンは目の網膜の血管や神経細胞の保護をしてくれる働きがあります。
目の網膜には視覚伝達物質ロドプシンという物資があります。網膜が光を受ける事によりロドプシンが分解されその情報が脳に伝わると『目は見える』と脳が理解します。
その見るために分解されるロドプシンの再合成を助けるのが、紫の野菜に含まれるアントシアニンです!
またロドプシンは目の疲労や老化により減少しますので、本を読んだり映画を見た後には意識して摂ると良いですね。
また余談ですが、利き目というものがありますが、片眼を細めたり瞑る癖のある人は要注意です。視力低下だけでなく顔の歪みの原因にもなりますので、ものを見る時は明るい場所で両眼でしっかりとです。
健康の基本、血管の活性化
近年では紫の野菜果物による様々な健康効果の研究報告がなされており、いつまでも健康でいたい私達にはとっても嬉しい情報です。
アントシアニンを含む野菜果物にも個性があり、降圧効果、抗腫瘍作用、抗炎症作用がある物、心筋梗塞や糖尿病のリスクが下がる物や、がん予防効果も期待出来る物の他に、骨密度に影響し骨の健康に役立つ物もあるそう。
更には血管の健康を促進させたり中性脂肪の減少にも良いのだそう。これからの研究にも一層関心が高まりますね。
美肌に必須の抗酸化作用
紫の野菜に含まれるアントシアニンは抗酸化作用があり美肌には欠かせない栄養素です。紫芋にはビタミンCがたっぷりでコラーゲンの合成を促しハリとシミシワに効果的。食物繊維も豊富でお腹もすっきりし腸からの栄養の吸収もアップします。
しかも紫芋のビタミンCは加熱しても壊れにくいので安心してお料理も出来ます。赤シソはベータカロテンの他ビタミンB群、E、Kミネラル、鉄分など栄養豊富なので夏の爽やかドリンクにもステキ。
そして赤シソの葉は『蘇葉(そよう)』と呼ばれ漢方薬として精神を安定させる働きを持つとされています。
茄子には水分が多く実に90%が水分になります。その上カリウムも多く含まれ摂り過ぎた塩分の排出を促し、食物繊維も豊富な事から夏の体調管理には効果的です。
また茄子に含まれるポリフェノールの1種の名前は『ナスニン』だそうです。親しみやすい名前ですね。
レッドオニオンを始めとする玉ねぎの栄養素は個性的で、ビタミンやミネラルは一切含まれておらず、匂いの元となる硫化アリルやポリフェノールの1種のケルセチンなどが含まれています。
レッドオニオンは黄色や白い玉ねぎに比べ匂いや辛味が少ないので苦手な方にもオススメ。レッドオニオンはサラダに入れれば見た目にもぐんと華やかになります!
最後に
紫の野菜を食べるだけでこんなにたくさんの美容と健康の効果がたっぷり享受出来ます。女子に必須の紫の野菜をもりもり食べて、いつまでも若々しい美しさをキープしていきましょう!