ダイエットにまつわる用語は多岐に渡ります。ここまでの連載で出てきたダイエット用語のおさらい第33弾です！

◆認知性食欲

認知性食欲とは、経験や記憶などから起こる食欲のこと。この食欲は、本当にお腹が減っているわけではなく、『美味しそうな香りがしたから食べる』『そろそろ夜ご飯』などの感覚で起きる食欲です。ダイエットは、食事を我慢することではありません。しかし、便利な物ばかり利用していると、我慢できない人間になってしまう可能性があります。これでは、ダイエットは我慢との闘いというスタートになってしまいます。

◆代謝性食欲

脳が糖質不足になり、強い空腹感に襲われる食欲がわくこと。今の世の中は、歩けど歩けど食べ物に囲まれた環境なので、認知性食欲ばかり刺激します。ダイエットで食事の我慢が辛いと感じるものも、認知性食欲が原因かもしれません。

◆エコダイエット

出先の自動販売機や、コンビニなので飲食物を調達するのではなく、家から飲み物やおにぎりなどを持ってくる。また、コンビニなどの食品には、品質を保つため添加物などもたくさん使用されています。それらの添加物は肝臓での処理や、内臓への負担になりかねません。少し手間がかかりますが、家から自炊し、持参するという方法が貯金にもダイエットにもつながります。

＞＞環境にもお財布にも優しく！『エコダイエット』で意識改革を！

◆体脂肪の種類

⑴皮下脂肪

皮下脂肪とは、皮膚の真下にある脂肪のことで全身に分布します。女性につきやすく、減らしにくい脂肪ですが、生活習慣病になるリスクは少ないです。

⑵内臓脂肪

内臓脂肪とは、主に腹部の腸間膜周囲に付着する体脂肪のこと。男性につきやすく、比較的に減らしやすいですが、過剰に蓄積していると、生活習慣病を引き起こすリスクを高めてしまいます。

◆体脂肪の役割

⑴外部の衝撃から内臓を保護する

⑵内臓を正しい位置に保つ

⑶夏は外の熱を伝わりにくくする、冬は体内の熱を逃がさないようにする体温調節の働き

⑷女性らしい身体をつくる、女性ホルモンの分泌を正常に保つ役割

⑸短期間または長期間にわたる飢餓状態に備えたエネルギーの蓄積。

＞＞体脂肪は悪者ではない？！体脂肪の大切な役割について

◆体を温める食材

鶏肉・しょうが・にんにく・玉ねぎ・ネギ・鮭・イワシ・フグ・さば・天然塩・大豆・黒砂糖など。

◆体を冷やす食材

ほうれん草・空芯菜・小松菜・トマト・ゴーヤ・きゅうり・化学調味料・精製加工品・白砂糖など。

特に白い精製された食べ物は注意で！白い砂糖はビタミンB1、カルシウムがないので砂糖の代謝のために、これらを他から摂取しなくてはなりません。自分の消化のために使ってしまうので身体のバランスが崩れやすくなるとともに、血流が低下し冷えにつながると考えられています。ショウガやねぎは冬だけでなく、夏の冷房による冷え対策にも期待できそうです。

＞＞ダイエット成功のカギ！体を温めてぽかぽか燃焼系ボディへ！

◆キヌア

キヌアはスーパー穀物と呼ばれるほど栄養価が高く、ダイエットに向いている南アンデス原産の食材。穀物と言っても、米や麦とは違いイネ科ではなくほうれん草の仲間。しかし見た目が穀物のようなので『擬穀物』と位置付けられており、雑穀の一種になります。ミランダ・カーやビヨンセなどがダイエット、美容のために食事に取り入れたことが話題となり、アメリアカでは爆発的な人気となりました。その栄養価の高さから、NASAからは『21世紀の主要食』と評価され、将来の宇宙食として研究されています。今やアメリカだけでなく日本やヨーロッパでも健康食品として注目されています。

◆キヌアの種類

ホワイトキヌア・・・スーパーなどで見かける白いキヌア。真っ白というよりは少し黄味がかかっているため、ゴールデンキヌアとも呼ばれます。

レッドキヌア・・・ホワイトキヌアより、プチプチとした食感が楽しめます。茹でた後も形と色合いが残るのでサラダに向いています。ポリフェノールを多く含み、抗酸化作用があります。

ブラックキヌア・・・レッドキヌアと同様にポリフェノールが豊富に含まれています。若干甘味があり、歯ごたえが楽しめるキヌアです。

◆キヌアの栄養とダイエット効果

キヌアの栄養価は、白米と比べると驚く数値を示します。カルシウムは10倍、マグネシウムは7倍、カリウムは6倍、食物繊維は8倍、たんぱく質は2倍、鉄は8倍。キヌアに含まれる葉酸の量は緑黄色野菜に匹敵し、リジンなど必須アミノ酸9種類を全て含むことも注目すべき点。キヌアはGI値が35で、白米の81と比べると低く、血糖値が急上昇しにくい食品です。糖質が体脂肪に変わりにくく、ダイエット中に主食として取り入れるのに最適。悪玉コレステロールを抑える働きもあり、動脈硬化、糖尿病、大腸がんなどのリスクを軽減します。食物繊維が豊富なので便秘解消や、体に溜まっている余分な毒素を排出するデトックス効果が期待できます。

＞＞和食にもお菓子にも食べ方いろいろ！キヌア活用法

◆お知らせ

2015年4月3日より1年間以上、毎日更新して参りました「読むだけで痩せるダイエットマニュアル」ですが、キレイナビのリニューアルと合わせてダイエットマニュアルとしての更新を終了とさせて頂きます。今後はダイエットだけでなく、スキンケア、メイク、ボディケアなど様々なジャンルの記事で、みなさまのキレイを応援させて頂きたいと思います。キレイナビのリニューアルは、まずはスマートフォン版より2016年4月27日に実施予定です。新しくなるキレイナビにぜひご期待下さい。今後とも、どうぞよろしくお願い致します！キレイナビ代表・飯塚美香

一緒に読みたい関連記事

和食にもお菓子にも食べ方いろいろ！キヌア活用法 環境にもお財布にも優しく！『エコダイエット』で意識改革を！ ダイエット用語辞典 vol:9　バレリアン、成長ホルモンなどを解説 ダイエット用語辞典 vol:2 DIT、血糖値、インシュリン、飽和脂肪酸などを解説