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「十分に睡眠をとったのに仕事中や授業中にボーッとする……」、「いつもなんとなく元気が出ない……」。そんなお悩みを抱える方にぜひ知っていただきたいのが、チーム『ビタミンB群』の存在。今回は、ビタミンB群メンバーの中で『糖質のリサイクルサポーター』として大活躍する「ビオチン」について詳しくご紹介いたします。
ビオチンのプロフィール
担当 『糖質のリサイクルサポーター』 『皮膚や目・髪の健康を保つ』
特徴 水溶性(水に溶ける)ビタミンの一種で、別名「ビタミンB₇」または「ビタミンH」。ビオチンは、カラダの中でも腸内細菌によって少しだけつくられます。レバーや卵・玉ねぎなど、私たちにとって身近な食べ物に含まれています。
ビオチンのはたらき
①糖質のリサイクルに大きく役立つ
②皮膚や目・髪の健康を保つサポート
③脂肪酸の合成
④アミノ酸の代謝を助ける
ビオチンが不足すると…… ①食欲不審
②うつ症状
③免疫機能の低下
④皮膚炎
⑤脱毛症
ビオチンがもたらす糖質のリサイクルとは?
糖質のリサイクルを正式にいうと、糖新生(とうしんせい)といいます。
糖新生のメカニズム ①細胞内でブドウ糖がエネルギー変わる
②ブドウ糖が体内でエネルギーに変わる時、「ピルビン酸」という燃えカスが残る
③燃えカスをそのまま捨てず、「オキザロ酢酸」という物質を生成して再びブドウ糖へとリサイクル
この①~③を糖新生といいます。そして、②~③のピルビン酸 → オキザロ酸を生成する時にサポート役として活躍するのがビオチン。ビオチンはブドウ糖を無駄遣いせず、最後の最後まで有効利用する手助けをしてくれるのです。
ビオチンを豊富に含む食品
(可食部100gあたり)
牛レバー → 76.1㎍ ※1㎍(マイクログラム) = 0.001mg
卵 → 25.4㎍
カリフラワー → 8.5mg
カタクチイワシ → 18.3mg
玉ねぎ → 0.6mg
ビオチンは私たちが日常的に食べる様々な食品に含まれ、体内にもビオチンを少しだけつくる腸内細菌が存在するため、不足する可能性は低いといえます。
日頃から生の卵白を大量に摂取する方は注意が必要です。卵白に含まれる「アビジン」という物質が体内でビオチンとひっつき、消化管でのビオチン吸収をさまたげてしまいます。
偏った食事はやめて、1日3食・栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。
ビオチンまとめ今回は、ビタミンB群の1つであるビオチンについて詳しくご紹介いたしました。ビオチンは、カラダに取り込んだ糖質を無駄にせずリサイクルしてくれたり、皮膚や目・髪を健康に保ってくれたり、健やかで美しい生活をおくる上で欠かせない栄養素です。
この機会にぜひ、ビオチンとのお付き合いを深めてみてくださいね。
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