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食事中の摂取カロリーは気にしても、食事中に消費されるカロリーは気にしませんよね。実は食事中はカロリーを摂取するだけでなく、カロリーを消費しているのです! 目次 ◆DITとは?人が消費するエネルギーは、大きく分けると「基礎代謝」「生活活動代謝」「食事誘導性熱産生」の3つです。DITとは、Diet Induced Thermogenesisの略で、「食事誘導性耐熱産生」のこと。 食事中、食べ物を噛んだり、消化、発酵、吸収する時に使われる消費エネルギーのことをいいます。このDITは、食事の摂り方でその代謝量を高くすることができます。 健康的なダイエットのためには、このDITの消費エネルギーを高くするように食事を摂ることが重要な鍵となります。 ◆たんぱく質はカロリーの30%が消費される!食事の栄養素によって、消費されるエネルギー量は異なってきます。たんぱく質はカロリーの30%が自動的にDTIで消費され、同じく糖質は20%、脂質は10%が消費されます。たんぱく質を多く含む食品は、 魚、肉、卵、チーズ、大豆、大豆製品。栄養がたんぱく質ばかりに偏るのはよくありませんので、ビタミン、ミネラルを始めバランスよく食べながら、なるべく高たんぱく・低脂質のメニューで食事をしましょう。 ◆食事は早めの時間帯にしましょう!朝は一日のうちで最も代謝が高く、一日のうちで一番DITが高い時間帯。DITは高い順に、朝>昼>夜>深夜となります。夜は副交感神経が優位になる時間帯で、活動量自体も低くなります。食べた物は消費さえれずに脂肪として蓄えられやすくなっています。 20時~朝5時まではなるべく食事を控えるのがベスト。できるだけ早い時間に食事をするようにし、遅くとも寝る3時間前までに済ませるようにしましょう。 ◆食べ物はゆっくり、よく噛みましょう!よく、「早食いはデブのもと!」と言われますよね。これは食事を始めてから15~20分経たないと満腹中枢に指令が届かず、たくさん食べてしまうからという理由もありますが、DITも関係しています。 早食いだと、どうしても食べ物を噛む回数が少なくなってしまいます。食べ物を噛むということは、それだけでエネルギーを消費します。噛むことで唾液が分泌されて消化機能も高まり、排泄までスムーズになります。現代人が1度の食事で噛む回数は、約600回と言われています。戦前は1度の食事で約1,400回、弥生時代は約4,000回も噛んでいたと言われています。昔の人を見習って、少しでも多く噛むようにしたいですね。 ◆温かい料理でDITは高くなる!香辛料の効いた辛いスープや、カレー、ラーメンなど温かい料理を食べると、体がポカポカ温まってきますよね。それはまさにDITが高い時です。冷たいものよりも温かいものを食べたほうがDITは高くなります。冷たいほうが美味しい料理やお刺身、生野菜などはメニューにあってもいいですが、1品はスープやお味噌汁などの温かいメニューを加えるようにするとよいでしょう。 ◆体温が高いほうがDITは高くなる!「痩せるため、太りにくくするために必要不可欠なことは、体温を上げること!」で、体温が低いと太りやすいワケをご説明しました。それに加えて体温が低いと、DITも低くなってしまいます。同じ食事をするにしても、体温が高い人と、低い人ではDITによって消費するエネルギーに差が出てしまうのです。痩せ体質を目指すにはとにかく体を温めて! ◆1食ごとの満足感を大切に!美味しくない料理よりも美味しい料理。楽しくない食事よりも、楽しい食事。緊張した食事よりも、リラックスした食事。食事中の満足感が高く、精神的に満たされているほうがDITは高くなります。 ただなんとなく食事をするのではなく、1食ごとの満足感を大切にしましょう!
食事のカロリーを控えるだけのダイエットでは、体の燃費が良くなるだけで痩せ体質にはなれません。DTIを意識した「痩せる食べ方」を意識して、痩せ体質を目指しましょう!
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